モノをたたいてみる。笑顔を出せないのがザンネン。
モノをたたいてみる。笑顔を出せないのがザンネン。

以前、下記のようなポストをしましたけど、こんな遠い地に行かないでも、「剣道ってすばらしい」というのが身近で感じられました。

> 拙ぶろぐ:剣道ってすばらしいのか?!

 

年末押し迫った中、職場の前にある小学校からの依頼。
「日本と言ったら○○」という授業を、「剣道」でやってほしいと、小学生対象に授業をすることとなりました。

わたしとしては、平素対象にしている年代ではないこと、45分というこれまた平素とはちがう短時間で運動もおこなう授業をするということ、さらには剣道経験のない子どもたちがほとんどということが、不安だったですが、、、剣道をひろめるのも私の専門、おもうように行かないのも楽しいだろうということで、我が社のデシたちをつれて乗り込みました。
デシたちにしてみたら、10歳も離れていないわけで、ホント、カレらがこんなにも心強く思えるんだなと実感した時間でもありましたし、わたし自身、小学生も指導できるという自信にちょっとなりました。

 

安全管理の面からも、「真剣→(刃引き)→木刀→竹刀」と道具から剣道の変遷を見せることにより、小学生たちには「刀」の代用品であることを理解してもらえたらとおもってました。
そこで、安全に使う意識付けをしたかったので、知り合いに模擬刀があればと相談にいったところ、、、
結果的に本身の刀の拝借、、、模擬刀がその場になかったからというんですが、ホンモノを借りちゃいました。
そのインパクトたるや、、、わたしも含めての緊張感(汗)
おかげで、安全管理については問題ありませんでした。

そして、竹刀を使って「モノ」を打つことから、「ヒト」を打つこと、、、そして、その意義について。

単に、運動の授業というより、「道徳教育」だったかもしれませんね。

 

運動としての剣道も重要でしたが、この授業のコンセプトとしては、「武」、「剣」でした。

 

話をもらったのが実は10日前で、その間に体調崩して3日位ダウンしていたり、他の仕事でバタバタしてたり、結構行き当たりばったりというか、準備に時間がなく、、、
まぁ、こういう時のほうが余計なことできないのでイイという、ありがちなパターンで、とても好評だったようです。

そうはいっても、一般大学生対象でも展開したもの(以下の拙ぶろぐ)がもとで、そのショートバージョンです。
ただ、わざわざ子供用にしたわけでもなく、このような内容は海外にいる先輩からも外国の大人たちにもするよとメッセージをいただきましたので、、、剣道をされている方々も確認するといい内容なのかもしれません。

> 拙ぶろぐ:楽しみな授業……ヲタクか???

 

 

まず、武道の「武」という字は、分解すると「戈(ほこ)」と「止」で、以下のふたつととらえらられています。

1)「戈(武器)」を「止」める
2)「戈(武器)」をもって「足(止)」ですすむ

 

いまの多くは、1)の解釈を前面にだしてきますけど、本来そうであったら、武術、戦いの術は進化しなかったんです。
つまり本来は、2)の解釈、殺伐とした意味の文字だときいています。
とはいうものの、戦のない世の中になっても脈々と受け継がれてきてることもあるわけで、そうなると1)の解釈の必要性がでてくるわけです、、、つぎの「剣」につながります。

これ以上の説明は、わたしの親愛なる先輩の下記ブログにしてもらいましょう。
なかなかおもしろいです、、、小学生にはスガシカオは使えませんけど。

> My Happy BUDOKA LiFE!:「武」の文字の意味 ースガシカオの正体ー

 

 

そして、「剣」の出番です。
「剣道」はなぜ、片刃(かたば)の「刀(かたな)」を使っているのに、両刃の道具の総称である「剣」をつかっているかということ。
これはですね、、、いろいろと指導者ライセンスのコウシとかをしてきている中でも、意外とみておられない剣道人がおおいのですが、以下の記載があります。

> 全日本剣道連盟HPより:http://www.kendo.or.jp/kendo/concept/

剣道指導の心構え

竹刀の本意

剣道の正しい伝承と発展のために、剣の理法に基づく竹刀の扱い方

の指導に努める。

剣道は、竹刀による「心気力一致」を目指し、自己を創造していく道である。「竹刀という剣」は、相手に向ける剣であると同時に自分に向けられた剣でもある。この修錬を通じて竹刀と心身の一体化を図ることを指導の要点とする。

 

「相手に向かう刃」と「自分に向かう刃」があるということ。
これは、どんなスポーツ競技にもいえるかもしれません。
ただ、格闘技系の競技である剣道では、相手を打つ・突くという、危険性のあるなかで、ここがないといまの平和な世の中では必要のないものになってしまいますよね。

 

 

上手いですねぇ…

 

モノやヒトを叩いてみたあとに、どうだったときくと、、、いろいろな感想を聞けました。
最終的には、ヒトを叩くだけでは、ただの暴力だからというと、子どもたちはうちのデシたちにお礼を言って、和気藹々とコミュニケーションをしてくれました。
交剣知愛ですね。
ここはホントにデシたちに感謝です、、、面も痛そうなコもいるし、胴だって外されてるのに、上手く打ったときには笑顔で褒めてるんだもんなぁ。
ステキです、わがデシたち。

 

 

最後に、まとめとして、やや強引ですが、、、こういうことが「お・も・て・な・し」の精神につながって、日本にオリンピックもきたんじゃないかなってことに。
対象の小学生たちは、2020東京オリンピックのときには大学生だから、大会ボランティアはじめいろんなかたちでオリンピックを手伝えること、、、そしてこのような精神性を発揮して、世界に日本の良さを発信してほしいなぁと。

とにもかくにも、こんなおじさんの話を目をキラキラしてきいてくれて、少しはこころには響いてくれたようでなによりでした。

またまた、「剣道のチカラ」というのを、すこし再確認できたような感じでした。
こういう事業はひきうければ、わたしだけでなく、わがデシたちも成長させられるいい教育効果があるなとおもいました。まさに「教うるは学ぶの半ばなり」、、、いいですねぇ。
よーし!オファー、お待ちしております!!!

 

 

また、以下のこともあり、、、剣道してないヒトからいろいろな気付きを与えていただけました。
やっぱり、「剣道ってすばらしいのか?!」、、、ですね!!!

<その1>

最近の小学生は大変らしい、、、
この時期にして、受験で忙しい上、その合否でいろいろあるようです。
今回、授業をして、子どもたちが純粋に、モノを叩いて、ヒトを叩いて、デシたちと話しながら動いていくうちに、笑顔溢れる時間になりました。
その笑顔をみて、最近このような笑顔がないと、小学校の先生が涙ぐんでいたのが印象的でした。

<その2>

普段、暴れん坊といわれてるんでしょうね、、、道具をつかって叩くということが課題のひとつでしたので、小学校の先生たちがすこし警戒をしてたコがいたらしいです。
でも、そのコ、実際になにもしないうちのデシにたいしては、なかなか叩くことができませんでした。
「するな!」といわれるとするけど、「思いっきり打て」といわれるとできないし、最後に先生が指名して感想を述べさせると、「相手のことを考えることが重要」とこたえました、、、
つまり、そのコにも、本質的にはヒトを思いやることができるということです。
これも小学校の先生方が感激していたことのひとつです。

 

こちらは、ちょっとザンネンなこと。

<その3>

じつは中学で剣道やろうかなといってる子どもたちがおおくいると、伺いましたヽ(`▽´)/
剣道を全く知らない子供たちを45分で剣道が惹きつけたんですよね。
ただ、我社の付近の中学校はほとんどが剣道部がないとか。
ぜひやって欲しいのになぁ。
いままで、指導者養成に携わってきたのですが、こういう現実もかんがえて、普及発展を考えないとなぁと、、、思ってしまいました。

 

 

この場をかりて、このような機会をいただいたみなさまに感謝しております。
(って、あくまで匿名ぶろぐ、、、あまり効果ないお礼だな)

 

 

そして、みなさま良い年をお迎えください。
(前回でまた来年って書いたのに 笑)

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