剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2015年 剣道work 剣道論 本務

世界剣道がやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!:イイ剣道を考えよう!?

16WKC
16th World Kendo Championship ポスター

今月末(2015/5/29〜31)、過去最高の56ヵ国・地域の世界剣士が東京にやってくるんです。
第1回大会以来45年ぶりの日本武道館ですから、ヤァ!ヤァ!ヤァ!ですよ!

 

ポスターなどのメインビジュアルは、バカボンドやスラムダンクの井上雄彦さんが描き下ろしてくれたもの。彼はすこし剣道していたらしいね。
個人的には、バカボンドとスラムダンクを掛けあわせたような剣道の競技的側面からの漫画も描いてくれないかなぁと。

とにかくね、ポスターやらHPやらいろいろと、いちいちカッコいいんです。

> 16WKCホームページ:http://16wkc.jp/

 

さて、わたくしめ、実は前回イタリア大会にも行ってたんですね。
以下、ひとつめがその時の事前のぶろぐ、ふたつめが報告のぶろぐ。

> 拙ぶろぐ:第15回世界剣道選手権大会(ノヴァーラ)まであと1ヶ月

> 拙ぶろぐ:出張報告…15WKC観戦記ではありません、たぶん。

もうあれから3年ですね。
世界の剣道の内容・動向も気になりますが、どういうふうにわたしは協力できますでしょうか、、、ガンバります。
とにかく、剣道ってイイって大会が展開されるといいなぁ。
さて、全日本剣道連盟のUstreamをつかって放映がされます、以下要チェックですよ。
第1と第4でそれぞれ第1シード(日本)、第2シード(韓国)がするということになるはず(武道館4面設定=女子都道府県大会からの推測)、決勝は第1試合場かな?特設かな?
YouTubeとか、Flickrとか、とにもかくにも全剣連、注目ですね!!!

> 全日本剣道連盟Ustreamチャンネル: http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f
第1試合場:http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f
第2試合場:http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f-ch2
第3試合場:http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f-ch3
第4試合場:http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f-ch4

 

 

さて、そうはいっても、この大会が終わると、剣道の界隈は、日本だけでなく世界的に評論家がとても多くなります。

先般、前回大会後の剣道雑誌の批判記事をもとにスポーツ紙すら、ある国の批判をしてました。
(いつまで元記事があるかわかりませんが、リンク貼っておきます)

> 産経ニュース:【スポーツ異聞】「礼」無視、「喧嘩」むき出し「韓国剣道」の異様…世界選手権まで1カ月弱、日本は「真の勇気」を示せ

正直、なにをしたいのかわかりません、、、つまらない記事。
これからの剣道やスポーツのためにはならないような書きっぷりで、、、いろんな意味でこころいたむばかりです。

それはそれとして、じゃあ、なにをもって「イイ」というか、考える必要があるんじゃないかということです。
剣道人、とても盲目的に教えられたままのような価値観を持たれている感じがしますし。
間違いとはいいませんが、しかけ技が、面が、、、みたいな。

以下、Yahoo知恵袋に以下のようなものがあります。
ここで知恵袋を出すのはちょっと気が進みませんが、こういうふうに価値観ってとらえ方がいろいろあるということです。

「不意打ち」は「武士の器量」。

> Yahoo知恵袋:江戸時代の武士には、「相手の背中から切りかかるのは卑怯者」という考えはありましたか?

こういうなんだか歪曲してきたことやいろいろな見方が常にあるってことは、自戒を込めて、いつもおもいをなくさないように、心に留めておきたいと思います。

 

 

さてさて、前回イタリア大会は出張、つまりお仕事でいきましたので、ちょっと以下のものに協力してたりするんです。

> KENDO WORLD:The Kendo World 16th World Kendo Championships Special Issue

kwse

この中の前回大会にみられた有効打突のトピックスに協力したんですけど、詳細をみていくと、以下のようなデータがでてくるんですね、、、15WKC男子上位進出国の決まり技トップ5。
結構インパクトがあるかもしれませんね。

5.15WKC男子大会上位各国の取得した技の上位5位
15WKC男子大会上位進出各国の取得した技の上位5位

でもね、データというものはどう読んで、なにをもって「イイ」というのかってのを考えていくってことが大事なんですよね?!

よく言われているような、しかけ技・面が多いのがイイのかってことです。

今回は決まり技、有効打突をピックアップしたものです。
そうなると、、、
この有効打突という結果論だけでなく、そこに至る過程をかんがえると、先に手をだして、応じ技をしないと、そういう結果であったと読み取れることもあるんですよね。

また、上記資料のとある2カ国は集計をかえていくと終始一貫して戦うタイプと、技の種類も非常に多く、試合の勝ちあがりによって戦い方を変えられるというタイプに捉えることもできたりします。(KENDO WORLDを購入してください、、、てか、わたしのところにもまだきていない?!)
これについても、どちらがイイということなく、いろいろなとらえ方があるでしょうね。

また、諸国の作法なんかはとても勉強するところがあるんですよ、国際的に剣道をみると、、、この観点だって重要ですよね。

 

つまり、前述のような報道のように記者の個人的の主観でもあるところをあたかも世論のようにしてあおることのないようにしてもらいたいし、個々人の価値観がもっとしっかりといろいろとあってほしい、そういうWKCからのイイ剣道をさぐるようなみかたをしてほしいなとおもっています。
まぁ、WKCだけでなく、いろんなことすべてをこだわりなくみたいですね、、、道具にこだわっているヲタクのいうことでもないかもしれませんけど(笑)

 

 

さてさて、あと10日。
情報配信などいろいろとお手伝いすることとなりますが、イイ大会になることを、祈念しております。

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