生地の使い方の違い(クリックしてみてください)
生地の使い方の違い(クリックしてみてください)

このブログも1年が経ちました。こんな剣道ヲタクの戯言を読んでいただけることを感謝しつつ、2年目のスタート、、、やはり、ヲタクねた、いきますね。

ちょっと時間が経ちましたが、4月末に柔道の大会を見てきました、全日本柔道選手権大会。
柔道の日本最高峰の大会です、実際はいろいろと運営システムなどなど勉強させてもらいに行ったんです。
「大会関係者」というIDをいただき、、、(こんなIDないらしいんです、、、ハハハ)。

試合内容については、素人なので、、、でも、ここ数年試合を見させていただき、だんだん柔道を楽しく見れるようになってきました。

そうはいっても、、、目のいくのは、ヲタク的に、柔道衣だったり。
強度確保のため、厚さが違うのもあるでしょうが、ずいぶんとゴワゴワしてるんだなぁと。
とある先輩が、いま私の使っている剣道着の生地をみて、柔道指導時に座って腕組んで見ているときだけのために、この生地で柔道衣を作れというのがわかるような(笑・・・いま頼んでますからしばしお待ちください)

ところで、、、剣道や柔道をやっている人で、剣道着と柔道衣の刺し子の生地のとり方の方向が違うということを、どれくらいの方がご存知でしょうか???(写真参照)

IMG_0922柔道衣は、刺し子の方向が襟に向かって垂直、着て立った場合には地面と並行、横向きに使われています。
一方、剣道着の場合は、襟に沿うように、刺し子の方向が着て立った時には、縦向きに生地が使われています。

これは、柔道は襟をもって引っ張る動作が多いことから生地の強さを確保したものであり、剣道は手を前に伸ばすことが多いことから、生地の動き的にジャマにならないように使われたものと推測します。

ちなみに、面の布団に刺し子の生地、つまり織地を使った布団の生地は、写真のように使われています。
これも面布団の動きは、布団の長い方向より短い方向(縦より横)に道具の動きが多いことから、柔道衣と同様な理由で、この方向で使われているといえましょう。

柔道に関しては素人なので、聞き及んだ範囲をすこし。
柔道衣にもそもそも有名な柔道衣メーカーがあったそうです(今はなくなったようですが、「岩崎」さんでしたかね???)。
ここのノウハウを持っていったメーカーと、最近のほぼすべての選手に使われている大手スポーツメーカーといろいろとあるようですねぇ。
着心地も違うとか、、、私にはわかりません。
もっというと、そのなくなってしまった柔道衣店では、例えばイセをとって奥襟が首に吸いつくように相手に取られにくいような職人技があった、などなどということも聞き及んでいます。
しかしながら、今はルールで平等性を強くいうのもあり、大手メーカーの同じようなものを使っているようですね。
この規定(以下から)も拝見しましたが、、、こまかいですね、、、競技としては仕方ないんでしょうが。
http://www.judo.or.jp/article-reader/internal-1.0.php?id=1538-ajjfjudogirule20110107

一方、剣道着では、剣道具ほどここまでこだわることはないように感じます。
手刺しがスゴいというくらいでしょうか・・・しかしながら、以下書いていきますが、いろいろな工夫もされてきてます。
懐古的ではなく、いいものへの研究もあるといえます。

そもそも、刺し子の生地とは刺繍を縫いこむ、日本ので伝統的な手芸の一分野ともいわれ、津軽・庄内・南部が非常に有名です。
しかし、武道で使われているのは模様をあしらうことより、保温・補強・衝撃緩衝などのため、木綿布を過せね合わせ、そこに木綿糸を縫いこみ(織りこみ)、厚みのある生地にしたものですね。
近世の火消しが着用した半纏にも使われたようです、、、つまり丈夫であり、このような用途の刺し子が武道で使われています。

ここで、用具としての違いというか、良さを引き出していくひとつの観点は、刺し子の刺し方・縫い方です。
厚さや織り具合にもよるでしょうが、、、
手刺しは、その素晴らしさがあり、非常に高価なのに高い人気があります、、、力の加減などもあるのでしょうか、機械でつくったものより、概して柔らかい仕上がりになり、着心地もいいといえます。

昔の剣道家は自分で作られたヒトもいます。
わたしも一着、母校の大先輩に当たる方がつくっていただいたものを持っています。

しかしながら、一方では、根本的な素材といえる、木綿そのものを研究されている製品もあるようです。

一般に、木綿・コットン自体は、安価であり、吸汗性も高いため、ワーキングウェアやスポーツ用品などに向いています。
しかしながら、英国王室では、シルクの上にコットンがあるようです、、、つまり極上のコットンが存在するというのです。

たぶん、、、「シーアイランドコットン」というものでではないかと思います(検索してもらえればヒットします)。
普通の木綿より、一本一本の綿糸がながいものらしく、それで生地をつくると、、、シルクのような光沢と滑らかさをもち、シルクにはない吸湿性と強さをもった物になるようです!!!
これで作った剣道着は、やわらかくごわつかず、胴紐による肩のスレにも非常につよいと言われています。
つまり、相反するものが共存する、すごいことになるのです。

また、さらなる研究開発としては、カッティングの問題、、、
胴囲とかによる合わせや丈をオーダーとして採寸しますが、、、個人的にいままで多くの剣道着を来た経験からは、肩口の作りは大きいですね(あくまでも私見です)。
着物のようにまっすぐ縫い合わせるよりも、Tシャツのような工夫をすると肩周りのダブつきがなくなり、動きやすく感じます。

高価といわれても、長持ちしたり、着心地がいいということでかんがえると、どうなんでしょうね。
安かろう、壊れたら修理せずに買いかえて、、、というと、剣道の道具の多くは自然の製品を使っているのですから、このことに対する冒涜することになると思ってもみたりします。

あ、改めて言っておきます・・・道具に関しては、人それぞれでその人がいいというものがいいということでいいと、わたしは思っています。
かための剣道着が好きとか、やわらかすぎるのは嫌いということで、別にいいと思います。
剣道は、柔道と違い、パフォーマンスを直接的に道着・道衣を介してするわけでないので、着るものとして個人の自由のある部分ですしね。

いや、そのパフォーマンスに直接的に関連する竹刀ですら、個々人の技術や体力、好みでまったく違うものを使っているのですから。

こういう点が、剣道人の道具をとても大切にする一因であろうと考えていますし、、、いいことだと。

さて、色に関しては、以下のぶろぐ記事で最後の部分に余談としてすこし載せてあります、参考まで。

> 拙ぶろぐ:古人の知恵「剣道具材料編」:ヲタクっぷり[2]

色や染めのことなどは、今度、染工場に勉強・見学に行きたいと思っていますので、その時にあらためて、もっと書いてみたいと思います。
今回は、こんな程度で。

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