私の中結のシメかた
私の中結のシメかた

先般の講習会にからむぶろぐの続編にもなるかもしれません。

> 拙ぶろぐ: 沖縄の指導者講習会での授業:ヲタクっぷり[8]
> 拙ぶろぐ: 柄革をキメる!:ヲタクっぷり[7]

今度は、竹刀と道具の規定についてもの申すとでもいうのでしょうか、、、科学的な根拠からきていするのもいいけど、経験的にこれだけのこともあるし、もっと懇切丁寧な説明や注意も伝えて欲しいという意味も込めての覚書としたいとおもいます。
つまりは、科学的な経緯からの規定と証明できていないところの隙間があって、規定と啓蒙にギャップがあることを、体験談を踏まえ埋めてみようかなと思っています。

現在大組織では、「竹刀及び剣道具規格」、「剣道用具の保守・管理」という冊子を公認し、用具の規格化するとともに、安全性と機能性の向上を啓蒙しています。
中結の位置などは科学的な証明がされていますし、非常に安全性について注意を払ってきているという感があります。
しかしながら、締め方や締め具合の強度と言った規定があるわけではありません。

『竹刀及び剣道具規格』と『剣道用具の保守・管理』
『竹刀及び剣道具規格』と『剣道用具の保守・管理』

『竹刀及び剣道具規格』より

「5.1.6 完成品にあっては8.4に示す方法で確認したとき、中結位置(l)はピースのばらつきを効果的に防止する位置で全長の約1/4の位置であること。簡便法による測定では、剣先から30cm前後とする。ただし、中結をしめる位置が剣先から1つ目の節に近接しているときはその柄側となる。」

 

『剣道用具の保守・管理』より

「中結い(吟) ゆるんでいたり正しい位置にないと危険なので、締め直して下さい。(竹刀全長の先端より約1/4)」

 

といっても、革製品で伸びたり、竹刀そのものも竹製品であるので形状の変化があったりするわけで、厳格な規定できないでしょう。
また、竹刀の竹の性質的な具合や使用目的、個人の好みにもよるところがあると思っています。

だいたい中結に関しては、「しっかり締めなさい」という啓蒙というか注意だけで、非常に曖昧だと個人的には思っています。
つまりは、「しっかり」って何よ?「きつく」しめればいいってものなの?ってことです。

そもそも、中結をシメるといった場合、2つのシメが存在するのです。

1)竹刀に3周巻きつけることに関してのシメ
2)弦に関して編み込んで、動かないようにするシメ

私のたいして多くはない剣道経験からも、この締め方の強さによって竹刀の破損などの耐久性、体感的な痛さなどの強度などに少なからず影響があるとおもってます。
以下に綴ります。

まずは竹刀に3周巻きつけることに関してのシメに関して。

◯キツくするとどうなるか…
・竹刀が四つ割にした意図といえる衝撃緩衝性が落ちます。つまり叩かれるとイタい竹刀になります。
・硬くなるため、打撃力は強くなり、音も変化します。試合には向いているといえる場合もあります。
・しかしながら、竹刀そのものが打突による衝撃が緩衝されないので、壊れやすいです。

◯ユルくするとどうなるか…
・ゆるすぎた場合、竹刀の破損やピースが広がりすぎる可能性があるため、本来のその意味をなしません。
・非常に見た目もよろしくありませんね… ただこれは2)の締めがしっかりしていれば、ずれることはないんです。

私個人としては、中結の革自体をしっかりとひっぱり、できるだけ伸ばしてから、しっかりと巻きつけるています。
巻きつけて2)のシメをしたあと、竹刀と中結のあいだに目打ちを通して、さらに革の自然な伸びを利用してゆとりを作るようにしています。
これがないと、四つ割の意味がないですからね。

次に、弦との締め方についてです。

◯キツすぎると…
基本的にここに関してはキツすぎなんてことはないと思います。ズレたらいけないんですから。

◯ユルすぎると…
・当然のことですが、中結が1/4の位置からズレます。
・中結の編み自体もほどけますし、大きく不細工なものと言えます。

私はたいした実力のあるのではないのですが、相手そして自己の竹刀と目にさわるものとして考えた場合、竹刀の先革や中結の大きいのもはキライなので、ぶろぐ冒頭の写真のようにしています。
麦の穂みたいな編み方です、、、結びなおすのに大変苦労しますが、ほぼズレることもなく、目障りでもないので、こんなにこだわってみてます。
結び方は、、、まぁ、考えてみてください。

まぁ、こだわったって、剣道の技倆とはあまり結びつかないかもしれません。
追求していくと捉えれば、それは重要な過程です。
しかし、あらゆる可変性に対応できるのが重要と思うと、こだわるのも是ではないかななんて思う時もありますけどね。
せっかくのヲタクっぷりを身も蓋もない話にしてしまってスミマセン。

個人的には、前のぶろぐにも書きましたが、いま時点だけで安全云々というより、そもそものスタートである「刀」から比べれば、現時点では十分安全になってきたから、プレーヤーや指導者が、まずはしっかりと知識をもってやって、少なくとも現状でよりよい状況をつくって欲しいとおもっています。

 

さて、、、余談ですが、本日、都内某所、私の隠れ家ともいわれる剣道具店に行ってきましたが、将来を背負う若手剣士が来て、竹刀、剣道具いろいろと今度の11/3にむけて調整をしていました。
あーいう姿は大好きですね、、、思わずいろいろと手伝っちゃいました。
センスある人間でもこうするんですから、私なんてもっとこだわっていいんだなぁと。
したがって、前言撤回、、、もっとヲタクっぷりに磨きをかけようと思いつつ、今回はこれまで。

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3 のコメント

  1. 先日はどうもありがとうございました!
    考えてみれば610先生と剣道を見ながらお話をさせていただいたのは初めてでした!

    全国大会というハレの舞台なのにも関わらず、一緒に観戦していただいた上に自チームの試合中でも解説をしていただき本当に感激というか、610先生のスケールを感じました。

    弟子のミート水島がお邪魔しておりますが(笑)
    彼も610先生のキャラにすっかりハマっており、
    「また会いに行きたい」とはしゃいでおります(笑)

    またヨロシクお願いします!

    駆け引きの話も面白かったですし、
    右手と左手の使い方の話も大変興味深く、
    早速、バッティングに応用できないものか思案しております!(笑)

    組長
  2. おおおお、どもども。日曜はありがとうございました。

    現場があったもので、剣道の説明というか解説ができなくてスミマセンでした。
    デシども、頑張ってくれましたが、人間欲深く、、、本人たちも負けて凹んでましたし、わたしもという感じでした。

    また今度機会があったら剣道にもぜひ。
    いろんなものを見ることが重要だと思います。
    団体戦の話をしましたが、競技ルールとしては「時間制」と「得点制」が共存しているので、非常に曖昧な部分もありますが、だからこそ一瞬にかけられることもあり、、、
    と、今度こんな話ができたらいいですね。

    そっちの専門からの話も色々と交えられたら、より面白くなると思います。
    またよろしくお願いいたします。

  3. 初のコメント入れさせていただきます。

    組長先生と一緒に剣道の見学をさせていただいた水島です。
    先日はありがとうございました。
    今回実は人生で初めての剣道の試合を見ました。
    もう終始おもしろくてずっと食い入って見ていました。

    前から先生のブログは知っていたのですが、剣道は全くの知識が無い僕からしたらちょっと難しいものがあり一歩引いてしまっていました。
    昨日見に行き、帰ってブログをよまさせていただくとおもしろくて読んでいます!
    今回の「中結をシメる」のブログなんか本当におもしろくて、僕から見ると(試合中にほどけていたのを結び直す姿のことです)あれだけの行為なのに、こんなにも深くてこんなにも考えれるものがあるんですね!

    今回剣道を見てみてドキドキするものがありました。
    ただの興奮ではなくていつもと違うドキドキ感がありました。
    言葉ではどう表現したらいいかわからないのですが、もっと味わっていきたいです!
    本当に今回はご一緒させてお話をさせていただきありがとうございました。

    水島

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