剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2010年 剣道work 剣道論

剣道ってすばらしいのか?!

実はブログをやろうと思ったのが1年前にありました。

 

JADAからお話をいただき、クウェートでのOCA(アジアオリンピック評議会)新事務所開所式での剣道のデモンストレーションをして、帰国した後です。

そうです、前回のぶろぐ、自己紹介の写真からのつながりですね。
(ふるい話でスミマセン、でも備忘録としてとっておきたかったので)

Q8
OCA開所式での剣道デモンストレーション@クウェート

 

 

そこで、「剣道ってスゴい」(かも)って体験をしてきたからです。

 

2009/3/11 新事務所の開所式ということですよ、、、いくら、会長(クウェート国皇太子のシェイク・アーマド:知ってる人は知っている、「笛」のひと)のリクエストと聞いていても、小さなブースとかでするんだろうと気楽な感じでデモやる仲間といたんです。

 

 

ところが、 見てください。
これが新事務所、見上げるとクビが痛くなるようなタワーが2本立っていて、特設ステージがありました。

P3110201
OCA新事務所

「開所式」、そう「オープニングセレモニー」は、アジア各国の民族舞踊や太鼓・パーカッションやマーシャル・アーツ(武道)の人々による3時間ちかいショー。

このオープニングセレモニーには、IOC(国際オリンピック協会)のロゲ会長やクウェート国王まで臨席し、クウェート国内では生放送までされたらしいのです。
JOC会長やら重鎮の方々もこられて。
パフォーマーとしてみるとみなお客さま。

 

まぁ、このことはクウェートに入ってから聞いたんです、、、大らかなのねぇ。
(いや、私だけ聞いていなかったのかな???)

 

さまざまな大らかさは、世知辛い生活をしていたので(今またしてるな)、スゴい楽しかったですよ。

 

 

○時にリハだから△時に入ってくれっていって、予定の時間3時間以上音沙汰ナシとか。
勝手にリハーサルさせろと、やったもん勝ちとか。
豊かな時間を過ごせました。
それでセレモニー成功しちゃうんだから、、、「神の御加護」、「なるようになる」んですね。

ジャック・ロゲIOC会長ご臨席
ジャック・ロゲIOC会長ご臨席

ショーはというと、IOC会長ロゲ氏の前で剣道した人も少ないでしょうから、いい機会を与えていただきましたした、ど派手なものでした。

われわれは写真のように、こんなスポットライトの中で剣道しました。

今後剣道を続けていく上でも、あり得ないような体験をさせてもらいました。

ショーの1シーン
ショーの1シーン

 

 

そして、セレモニーの最後。

「紅白歌合戦」 かぁ、って感じで、みんなで、手を振っています(私もです)。

セレモニーのラストシーン
セレモニーのラストシーン

 

 

セレモニーではアジア各国の方々といろいろと交流して、すごいなと思ったのはアジアの広さとその文化が多様なこと。
ナントカスタンとかいう国は、日本っぽいのもいるけどロシアっぽい。
イエメンのほうはアフリカですね!

 

そして本題に、、、剣道ってすばらしいの?!って話。

モテモテです!
モテモテです!

セレモニー中、舞台裏では剣道の我々はモテモテでした。
写真は、人生でこんなに撮られたことないくらい、うつされました。

 

アキバでコスプレしている人たちの気持ちが少しわかりかけたような・・・剣道コスプレ!!!うふふ!

でもパフォーマンスを終わっての面を付けている方がもてたので、私がもてたわけでないという自覚はしっかりしてきましたけどね(笑)

 

 

こんな浮かれた話が、スゴいってことではありません。
なぜ、こんなにモテたんでしょうか?

 

勝手な推測です、、、わたしは剣道の人間なので、それを肯定してしまい過ぎるところもあるかもしれません。

 

各国のすばらしいパフォーマンスを見ながら感じたこと。
民族舞踊や民族音楽として、競わない文化にしたら、それは伝統として守られるのではないか。
そして競技として展開した場合、各国各地域の類似したものと融和して、変容いくのではないかと。
つまり、種々の競技がそれぞれの国の文化と交わり、いろいろな方向にいってしまうなかで、「形」だけとか、「剣道ダンス」のようにして残っているんではなく、、、なにがスゴいって、、、

 

「伝統文化」の剣道が、昔のスタイルのまま「競技」として残っている!!!

相反するような2点を共存させてるところ。奇跡。。。

 

※まぁ、剣道がまったく変化がないとはいいません。
※また、剣道はまだまだ世界的にひろまっていないのかもしれません。
※文化論とか人文系が専門でないので、表現は正しくないかもしれません。学者というより実践者の素直な感想としてお読みください。
※ひろめ方とか、指導のあり方なんかは、柔道の尊敬する先輩と吞んだり、つぶやき合っていますので、機会があれば書きたいと思います。

 

こういう点が、あれだけ広く、多くの人種が集まっているアジアにおけるイベントの中で、その人たちが、剣道に魅力を感じてくれたのではないかなぁと。
日本には、スゴいものがあるんだと。
そのひとつを、自分はやっているんだという、、、今までなかったような身の引き締まる思いをしました。

 

 

以前、柔道の山下泰裕先生が武道について「外国人の方がお金を払ってでも日本に学びにくるもの」という表現をしていたという柔道の先輩のつぶやきがあったのを思い出します。
自国の誇るべきものなんですね、武道は。

 

 

そういう観点で、スゴいと感じた、、、というか感動した経験でした。
このこと、忘れないうちに自分でメモしておきたかったんですね。
もう1年も経ったので、記憶も曖昧かもしれませんが、すこしでも剣道の良さを体験してきたことが記録に残ればいいと、ブログやるかと思っていました。
帰国したときはもっと興奮してたんですが、まぁ、記録として残せてよかったということで、お許しあれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、中東に行ってもうひとつ面白かったのは、、、以下。
どう思われます、中東のウォシュレット?!
便座、床、、、、、びしょびしょ(笑)

SANY0025

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5 コメント

  1. インドでもこのタイプで、
    場所によってはトイレットペーパーがありませんでした。
    お尻を流した後、手で水切って、
    その手は流しで洗うようですが、確かめたわけではありません(笑)

  2. 最初に見た時は、
    「これのどこにウォシュレットあんの?」
    と思いました(汗)

    係の人がいるということは、
    上手な人(?)でもビショビショになるんですね!(笑)

    ヒラメ筋断裂してたんですか!
    凄すぎます・・・・

    私は痛みに弱いです。
    できたら、その辺の気合論もお願いします。

  3. ようやく、ウォシュレットにからんでくれるヒト発見。
    ありがとう!組長!!

    そうです、自分でもっていくのよ、、、びしょびしょ(笑)
    マッサージとかムーブとかも???
    高級なホテルとかだと、その水を掻き出して、便座をふくヒトがいるんだ。

    この出発の3日前に右ヒラメ筋断裂して、足引きずってやったのこの演武。
    かなり重度で、空港というのは不便きわまりないという体験もした。
    そういうほうの切り口もあったんだけど、長くなるからね、こんなもんで。

  4. 私のブログにもリンクを貼らせていただきました!

    『中東までいって剣道を披露してくることに比べたら、
    日本で就職することなんて怖くない!』
    と就職に不安になっている学生に発破かけております!(笑)

    ウォシュレットって左側のシャワーみたいに見えるやつのことですか?

    これ自分でお尻に持って行くんですか?

  5. 早速、拝読いたしました!
    更新、楽しみにしてます!

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