剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2017年 剣道用具考

親が上、子が下、、、参りました:ヲタクっぷり[49]

京都にきています。

ここにくると魑魅魍魎というか、剣道も知識もすごいひとがたくさんいます。

そして、、、10歳ちかく後輩の道具ヲタクさんがいます。
(ぶろぐ。には初登場です、後述しますが血統書付きのヲタクというか、、、笑)
縁は、たまたまわたしが彼のわかかりしときの学校にお邪魔させていただき、道具の世話をしてもらったのがはじまりかな。

 

彼のひとこと、、、ひさしぶりにヲタクとして脱帽、打ちのめされましました(笑)

「親が上、子が下」

 

機能的にも実に論理的だし、伝統というか道徳というか「長幼の序」みたいだし、、、、、「うーーーーん」とうなりました。
最初は、気にしていないと見栄をはりましたが、ちゃんとヲタクとして、敗北をみとめ、その晩すぐに紐を結び変えました、、、汗

 

 

どういうことかというと、、、

まず最初に、彼が写真の小手、右小手をみて、「紐の結び方もさすがですね、、、」と。
その説明として、「昔から、親指の方の紐が上になるように結ぶ、『親が上、子が下』と言われてますからね、、、」と。

わたしとしては初耳で、さらには左はそうなはってなく、、、ヲタクっぷりの浅さを感じた次第でして(笑)

 

ちなみに彼は、とある大先生の血すじです。
この大先生は、そもそも剣道そのものも大貢献されていたのですが、日本剣道界にも数おおくの歴史的な資料も提供され、剣道の史料研究には大変貢献されているんです。
そして、彼の自宅には、、、史料を提供したにもかかわらず、たぶんコレクターとかならよだれがでるくらいの道具がまだまだわんさかあるとか。
こういう血統書つき、環境で育ってきたわけですから、ちょっとしたひとこと、スゴみがあります!!!

まぁ自分で袴もつくるくらいのヲタクでもあるんですけどね。

 

 

話があっちこっちといつものようにいってしまってますが、、、スミマセン。

 

剣道の小手の動き、機能を考えると、親指側がより大きく動くこととなります。
したがって、この親指側の紐が上にある方が、紐自体の摩擦、スレが軽減できることとなります。
仔細なことかもしれませんが、動きやすく、こわれにくくなることにつながるかということです。

そして、そこに親子を出してきて、「長幼の序」的な道徳までいれられたら、もう脱帽ですね。

こういうちいさなところから、剣道がとても深くなるような気がしてなんかとってもうれしくなりました。

 

まぁ、シューズの紐を洒落ごころをもっているひとが左右対称にするのとかわりないかもしれませんけど(笑)
ただ、剣道で、小手の紐をこのようににかけているヒトは多くないかもしれません。

ただただ、「昔から言われている」ってことだけなら、なんの意味があるのかと斜に構えて、論理性が見えない限り気にならないタチなんですが、こういう意味深いものには感銘するばかりでして、、、

 

とにもかくにも、、、参りましたm(_ _)m

 

彼のうちに行って、道具を観たい気持ちがヤマネぇなぁ、、、笑
あ、そのうちのなにかもらえるように剣道もっとガンバろうかな、、、笑笑

まぁ、それはそれとして、これからもたくさんお話ししましょうね、よろしくです。

Share Button

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください