あるところでつぶやいていると、やたら剣道具の洗濯について反応がいいので、私のヲタクっぷりを発揮したいと思います。
とはいっても、まず道具についての考え方の根本的なことをおさえていかないといけないと思います。

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現在、剣道界的な用語では、剣道で使う道具はおおまかに以下のようになります。

 

剣道具(面、小手、胴、垂)、剣道着、 袴、竹刀

 

全部まとめて、「剣道具」っ思っていますし、「剣道具店」ってどうなの?と(笑)
「防具」とか「稽古着」とかいう表現はいまはないのです。
私見なんですが、、、「防具=プロテクター」というには、今の「剣道具」は危険性があるってことでしょうねぇ???

 

本来、スポーツ競技の道具は、その競技のレギュレーション(ルールなど)により制限されます。
しかし剣道具は、ルール上でそれほど細かい規制はありませんし、他の競技なら安全上必要であれば付加的に出てくるプロテクター的なものもほとんど出てきません。

つまりなぜか、安全性には少々疑問がある中、昔のままでやれている、摩訶不思議な古人の知恵が詰まった道具なんです。

 

 

さて、剣道具は藍色がつくと か、ちょっと使うとクサイということでこれほど、手入れ、メンテナンスされないスポーツ用品はないと思います(している方はしています、すみません)。
野球のグラブやバット、サッカーなどのシューズ、ボールなど、本当に手入れしているって自信のあるヒトってどれくらいいるでしょうか?
※私すら、、、自信はありません。

 

以前、カール・ルイスが靴をあと○グラム軽くしたら世界記録をだす、イチローがミズノの職人とバットやグラブを調整する、なんていうのを見聞きしたことがあります。
こんなつきあい方って重要ですし、ステキ(あこがれ)です。

わたしの記憶に残るのは、学生の頃の「野外運動」の授業で、登山家はナイフなどの柄も自分の手に合うようにけずったり細工するということを聞いたことです、、、それは命と直結するからと。

 

剣道はそもそも命のやりとりをした競技であるにもかかわらず、、、
道具をただ買って使うというのが当たり前になってしまっていること、、、
しいては職人の手仕事をいくらのものをいくらで売るというような商売をしていたり、、、
色が薄くなったり、汗臭さくなると、使い捨ての感覚で いるユーザーがいるのも問題、、、

 

限りある資源(皮革など)という観点だけでなく、日本の「ものつくり」文化なんです、大切にしてほしいものですよね。

 

 

わたし自身、学生になるにあたり、剣道の指導者を志すと言ったら、某剣道具店店主(故人)に道具の構造を知るため、針くらい持て、、、と小手の手の内の修理や布団の刺し、胴の胸つけなどやりました(やらされました)。
その作業の大変さ、、、わたしはユーザーに徹することに(笑)

 

そもそも剣道としては駄馬の自分は、道具がよければ勝てるんでは ないかと勘違いもしてましたし(スポーツ的にはあながち間違いでもありません)、さらに職人さんとディベートしていいものをつくろうというのが好きでした。

 

日本では、よくヒトと意見が合わないと人間関係も終わったくらいな感じになることも多い中、わたしは意見は対立して、なにか構築していくことが比較的キライではありません。
そういった意味では、周りの人々に育ててもらっていますね。
ここでは、先代の社長と現在私の剣道をサポートしてくれている職人さん(現社長)など多くの方々に感謝感謝です。

 

 

(閑話休題)汗は本来無臭です。
それに伴う、皮脂などと化学変化を 起こして、異臭を発するのです。
また木綿や綿、皮革に汗の塩分が残り、それが湿気をよび、乾きにくくなり、上記化学変化を促進させるのです。
ですので、水通しをして塩分を抜くことだけでもずいぶんいろいろなことが解消されます(洗濯法についてはまた後日)。

 

 

剣道具は、皮革や布、綿などを主材料としてでできているんです。
上記の塩分を抜く、、、汗でグショグショになるなら、水に濡れても同じではな いかとかいうことも含めて、もっとユーザー側の「工夫」って必要だと思います。
もみほぐしたり、伸ばしてみたり。
自分で工夫もせずに、やってもらおうというユーザーも多いのもがっかりですね。

 

以前、スポーツでのSNSの活用でお世話になった方 ( @geekpage さん)もニーズとシーズということを言っておられましたが、剣道具業界にも一度講義をしたときに、実は私も言ってました。

1) 問題解決型(ニーズ)、2)シーズ型(種まき)3)ハイブリッド型 という商売がある。

ニーズに応えるのは重要だけど、道具に関する知識や使い方・安全管理のノウハウを啓蒙もしないといけない、つまりハイブリッドな商売をしろと。
どんだけ、剣道具のことを語って商売する剣道具店があるでしょうね、、、値段の話ではなくてね、あはは。
使うほうへも、、、チクリと。

 

「弘法筆を選ばず」

 

ということならば、別にどうでもいいんですが。

 

でも、でも、「弘法」でも、、、
わが後輩の日本チャンプもその大会の時に、アップ後に柄を5mm長くしてくれと当日応援にいた職人をつかまえやったという話。
道具をもって応援に いった職人も職人なら、そういう体調と用具との関係を敏感にいる選手も選手。
自分でとった勝ちではなく、チームの勝ちであるという感覚に近いと思いんだろうね、こういう時は。

だから勝っても謙虚、、、「実ほど頭たれるいなほかな」、ステキなヤツなんです。

 

剣道をされる方は、チャンピオンシップばかりでなく、健康のためなど、様々な目的をもっているものの、剣道の技術を通しての修行をされています。
剣道は道具をとおして、 自己の表現をするのです、しかも他の競技ではあり得ないくらい長い年月。
つまるところ、もっともっと、道具に対する意識って重要ではないかなぁ。

 

道具があると、それをつくるヒト、使うヒト、いろんなヒトが係ってきます。
これも剣道の人間形成 というか、人間関係が増える意味でも面白いことだと私は思っています。

 

伝統工芸として、興味を持たれている方も多々 います、しかし今回は使う用具としての観点からとらえてみました。
いかがでしょうかね!?!?

 

 

 

いやぁ、このまんまじゃ洗濯に届くまで、ネタつきない、、、遠いなぁ(笑)

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