剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2015年 剣道work 剣道論

うたげのあと「交剣知愛」:16WKC観戦記ではありません、たぶん。

超満員の日本武道館
超満員の日本武道館(…ジョージ 笑)

こんな超満員の日本武道館、剣道でははじめてみたし、数回しかWKCはみたことないけど、とってもいい大会だったと思う。
でも、大会中進行がわかりにくいとか、終わってすでに競技批判とかあるんだけど、観るほうでは自分で解決できる方法もあったし、解決策もださない批判とか、ここらへんはもうどうでもいいな。

とにかく、以下の映像につきるし、そう思わせてくれるパワーを感じる、、、閉会式後、うたげのあとのこの映像。
大会会場にいて、海外選手と交流出来たヒトはこういう雰囲気感じれたんじゃないだろうか。
閉会式終わってすぐ席をはなれてしまった日本のヒトたちがとても多いんだけど、観るべきはこの世界大会感だったんじゃないかな。
日本の試合にはなかなかない、大会後の日本とは違うこの雰囲気、ダイスキなんです。

> 全日本剣道連盟YouTubeチャンネル:After Closing Ceremony -16th World Kendo Championships

他の競技でもあるけど、国や言語も違う人々が、剣道の試合後にこうやって友情を深める。

「交剣知愛」

 

いま、56ヵ国地域の参加まで増えたのは、こういういいところを感じて広まっている証拠、世界剣道。
閉会式後の様子を見る限り、それはしっかりと伝播されてると思うし、剣道の力というものを本当に感じてます。

ホント、今回のポストはこれだけでおわってもいいんだけど、ヒロが書けというし、、、
前回大会も以下のような旅行日記みたいなものを書いたこともあるので、今回はちょっと立場は違いますが書いておきたいと思います。

> 拙ぶろぐ:出張報告…15WKC観戦記ではありません、たぶん。

 

 

N○Kさんとともに大会中のわが職場
N○Kさんとともに大会中のわが職場

今回の16WKCは、立場としては、大会期間中はひろめるシゴトに、ただただこき使われていましたww
これは、5年以上まえからはじめて、スポーツ界で有名になっている剣道界のこころみで、3年前からはこの日にそなえて着々と準備してきたもので、こちらとしてもついに来たってシゴトでもあったんです。

それと、この大会にかかるアカデミックなシゴトをちょっと。

さらには、この日に向けて、とあるチームのたかめるシゴトもちょっとしてたんです・・・これは結果で報われました、最高です。

 

大会中の任務は、試合を見ないといけないシゴトですので、見られないシゴトに狩られた先生・先輩方もいますので、文句は言えません。

 

 

 

さてさて、16WKCがおわりました、、、とてもイイ大会だったとおもってます!!!

 

まず、運営面。
前回大会を見に行って、イタリアの電光掲示板などのWKC初トライなど、観せようとする努力は感じたものの、とにかくSHOW的な要素は剣道には足りないなぁと感じていました、、、試合の資料収集のため、自分たちで前準備としていろいろと進行など調べて大会に臨んだんですね。

今回、この手のクレームもありました。
しかし、会場の記録とHP(試合結果)の結果がリンクしているんですよ、リアルタイムに。
団体なら「i」をクリックするとオーダーとスコアが出てくるんです、前回イタリアにあったら、しびれますョ、これ!
しかも技術的にどうしてもすこし遅れれて流れるUst映像より早く結果がでるし(笑)

> 16WKCホームページ:Results / 試合結果

とにもかくにも、大会サイドも努力してましたけど、今回はこういう素材があるんだから、観るほうももっといろいろと工夫してみないとなとおもいました・・・N○Kさんもね(汗)

普段からのテレビやショーとして準備されているスポーツ観戦のあり方、そもそも大会は選手のためにあるのに、、、などなどいろいろと考えてました。

そして、競技面について、すでにいろいろな批判もでてきてますね、、、ちゃんと解決案を持つヒト、前向きにどうしようというヒトは、そういうアプローチをしないってのが最近いろいろと感じていますけど。
なんかクレームを付けたいだけなんですよね。
その現象がどうして起きているのかなど、もうすこし掘り下げて考えるとかしてほしいし、相手を糾弾するようなことない方法で展開してもらいたいものですね。
そして、解決策もあげてもらえると、前向きな討論もできるような気がするんですけどね。

とくにあそことここの、国間の感情論的なこともなんだか、スキになれないんですよねぇ。

 

 

さて、観戦記ではないといいつつも、ひろめるシゴトをした手前、結果をあげておきます。
主催者がアップした、結果とありのままのポイントがうまれたハイライト、リンク貼っておきます。
この16WKCのほとんどすべての試合が、全剣連YouTubeチャンネルにアップされていますので、あとは直接さがしてくださいね、、、3日間、即時アップして700本強です、スゴいです。

> 全日本剣道連目YouTubeチャンネル:16wkc関連映像

 

<大会第1日目 Men’s Individual / 男子個人戦>

1st place TADAKATSU AMISHIRO JPN2
2nd place YUYA TAKENOUCHI JPN8
3rd place MAN UK JANG KOR6
3rd place HIDEHISA NISHIMURA JPN6

■Best16〜決勝の有効打突集
> 全日本剣道連盟YouTubeチャンネル:Ippons-Round4-FINAL – 16th World Kendo Championships – Men’s Individual_Final Tounament

 

<大会2日目 Women’s Individual / 女子個人戦>

1st place MIZUKI MATSUMOTO JPN8
2nd place YUN YUNG HU KOR8
3rd place BO KYUNG WON KOR7
3rd place YUKIKO TAKAMI JPN2

■Best16〜決勝の有効打突集
> 全日本剣道連盟YouTubeチャンネル:Ippons-Round3-FINAL – 16th World Kendo Championships – Women’s Individual_Final Tounament

 

<大会2日目 Women’s Team / 女子団体戦>

1st place JAPAN JPN
2nd place KOREA KOR
3rd place UNITED STATES OF AMERICA USA
3rd place BRAZIL BRA

■決勝ハイライト   (今回初試みのシゴト、準決勝もあります)
> 全日本剣道連盟YouTubeチャンネル:Highlights-FINAL(JPN-KOR) – 16th World Kendo Championships – Women’s Team_Final Tounament

 

<大会3日目 Men’s Team / 男子団体戦>

1st place JAPAN JPN
2nd place KOREA KOR
3rd place HUNGARY HUN
3rd place UNITED STATES OF AMERICA USA

■決勝ハイライト
> 全日本剣道連盟YouTubeチャンネル:Highlights-FINAL(JPN-KOR) – 16th World Kendo Championships – Men’s Team_Final Tounament

 

 

 

 

そして、もうひとつ、大会に先立っておこなわれたアカデミックなイベント。
フォーラムの様子を貼っておきます。

特に海外で剣道をされる方々は剣道具の構造や製作工程などをみることがないのでしょうね、とても興味を持たれているのだなぁとひたすら感心しました。

これは後日、資料などをアップして、ご報告できればと考えていますので、乞うご期待を。

 

<2015/12/15追記>
ご報告が遅くなりました。
下記に学会からの報告となっています。

【The16thWKC日本武道学会剣道専門分科会企画】
 剣道具を通して日本文化を知る ” Exploring Japanese Culture through Kendo Equipment “
http://www.budo.ac/kendo/hokoku/hokoku_20150527.html

 

16WKCのとあるイベント
16WKCのとあるイベント
海外剣士と剣道具師とのフォーラム
海外剣士と剣道具師とのフォーラム
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