とある大会に参加してきました、、、これは今回で「引退」となりました。
この大会の最後に大会の来賓、わたし自身、仕事を1年ちょっと一緒にさせていただき非常に勉強させていただいた先生(尊敬とかそんなことすらおそれおおくもいえないような大先生です)が講評されたことが、とっても心に染み入ったのでご紹介させてもらいたいと思います。
いままで、出場することを夢見て、それが出来なかった試合などは多々あります。
でも、例えば国体は上の年代のポジションを考えれば、これからまだあるし、、、
サッカーの三浦知良選手(ちょっと年上)じゃないけど、、、
ホンネはあきらめている(だろう、かもしれない)とはいえ、いろいろな大会も環境さえあれば体力トレーニングをしなおしてやれば、年取ってても可能性なくもないんじゃないなんて、おもったりもしてるし、、、
いまのほうが剣道はすこしは上手になっていると思いつつ、体力とそれにかけるだけの時間などがと言い訳をして、、、
はい、まったくもって「たられば」のナンセンスな話なんですけど。
剣道に「引退」はないなんて思っていた、というより思いたい、まだ自分は頑張りたいと思っているんでしょうね。
しかし、今回は○○歳〜○○歳という制限のある15人制の団体戦の大会で、出場させてもらうようになったころは、こんな時がくるとはおもってもいなかったものの、ついに期限切れ、、、「引退」となりました。
まぁプロというか、ホンキで突き詰めてという観点では、自分にはとってもあまい私ですので、開放されるよろこびというより、こんなことを考えたのこんなトシになってはじめてかもしれないなぁと、今思っています。
※業界によっては、引退を若くして宣告されてることも剣道界にないわけではありません。
こうなると、他の種目の引退ってどうなのかな、、、
もうやらないという引退、実践はしないけど指導や解説はする引退、、、
剣道はでもやり続けるであろう引退だとおもっています。
そもそも、剣道をこの業界でひっぱっているようなヒトたちとはちがって、以下のポストにもかいたように剣道そのものをノンビリとはじめたわたし自身、考えがあまいのは百も承知ですけど。
で、この大会の閉会式でのその先生の講評が以下のようになります。
その先生自身、以下に出てくる高野佐三郎先生にも面識がありましょうし、斎村五郎先生、持田盛治先生、小川忠太郎先生には直接ご指導をいただいたであろうお方なのです。
選手の私としては、閉会式の整列したまま、聞いたものの覚書です、箇条書きのままで、かなり曖昧であるとおもいますが、お許し下さい。
<講評メモ>
・剣道は真剣をつかった勝負「真剣勝負」であること、やりなおしはきかない。
・高野佐三郎先生は「剣道に防御はない」と書かれている。まさに真剣勝負である。
・斎村五郎先生には「剣道は打たれなくても、心動いたら負けである」といわれた。
・持田盛治先生には「今の剣道は無駄打ちが多い」「一本にならないものは全て無駄打ち」「もっと技数を減らすべき」といわれた。このことは現在の試合もそうであり、いまの剣道の乱れともいえる。
・小川忠太郎先生には「初太刀千本の価値」といわれた。まさに現在の剣道の問題点と合致する。
以上、わたしにとっては本などでしか聞いたことのないような著名な先生方との直接のお話、手ほどきなどの経験談から、見事に論理的なお話をされ、現代剣道の問題点を明確にして、剣道界を担うそれぞれの界の選手たちに訓示を与える、、、そのさまにとても迫力を感じました。
そして、曰く、「技は本能のままに動くようになるまで稽古をして、心動かなければ素晴らしいものになる」というまとめをされたように思います。
十分な稽古が必要であることはわかりましたが、本能のままに動いて間違っていないってことを修行するのがとてつもないことだろうと、現実には想像がつかず、、、でも、とっても感動しました。
以前、生意気にも以下のポストを書きましたが、なんかあながち間違ってもいないなとおもいつつ、うーん、数かけねば、実践しなければ机上の空論と肝に銘じる次第です。
この中にとりあげた「持田盛二先生遺訓」を再掲しておきます。
<持田盛二先生遺訓>
私は剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった。
私の剣道は五十を過ぎてから本当の修行に入った。心で剣道しようとしたからである。
六十歳になると足腰が弱くなる。この弱さを補うのは心である。心を働かして弱点を強くするように努めた。
七十歳になると身体全体が弱くなる。こんどは心を動かさない修行をした。心が動かなくなれば、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。心を静かに動かされないよう努めた。
八十歳になると心は動かなくなった。だが時々雑念が入る。心の中に雑念を入れないように修行している。
そして、わかるヒトにはわかっちゃうかもしれませんが、この講評をしたこの先生の書きもののなかで大変好きな言葉があります、、、勝手に紹介しちゃいます。
「剣道の修行は平凡なことの繰り返しである。その平凡なことの中に真理を発見する。そしてその中から名人達人が生れる。」
これをデシとして体現したヤツが、上記ポストでの最後の名言を言ったんですね。
「誰にもできることを誰にもできないくらいやることが大切」
いやぁ、、、引退だなんて、ちょっと調子に乗ってヤマこえたくらいにおもってましたけど、また次のヤマがあるようですね。
まぁ、いまの剣道界のなかで、専門的にも教えられたり、学んだりすることが遅かった自分なので、まだまだ基礎を覚えるしかないんだろうし、本当の修行なんてこんな未熟者にはまだまだという感じではあります。
で、またまた結論なんてありませんね、いつものことですけど(笑)
こうやってあらたな第一歩を考えるきっかけになったので、この「引退」は、これはこれでよかったことにしたいと思います。
ふと「引退」からおもったことを書き留めておきました、、、単に「引退」はなく、スタートになった感じですけど。
はい、ガンバリマス。
帰りによったヲタク仲間、床ヲタクさんちでいただいたプリンが、、、。
以下からのお取り寄せだそうです、、、入手困難なのに勝手におじゃましていただいてしまって、ホント申し訳ありませんm(__)m
ありがとうございました、ホント美味しかったですヽ(^。^)ノ
また、このお取り寄せ先のホームページもわたし的にはツボというか、この遊び&ゆとり、大好きです。
それでいて、電話でしか注文受けないとか。
こういう感覚、いいなぁ、、、今度お取り寄せしてみたいと思います。
こんにちは 床ヲタです
先日は、三者対抗にて素晴らしい試合を見学させていただきありがとうございます。
カッコよかったです。
素晴らしい記事にエゾアムプリンをご紹介頂きありがとうございます。
2・3日熟成させるとこれまた美味だったりします。
剣道の時のキリッとプリンのポヤッとしたメリハリがとても面白いです。
新木場にお越しの際にはまた是非お立ち寄りください。
和菓子をご希望の場合は、ぜひ事前予約願います(^^)
今後とも色々とご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。
最後の公表、私も感動致しました。
ふがいない先鋒で申し訳ありません…
先生と同じチームで試合をさせて頂いたこと、光栄に思います。(しかも、大将と先鋒というかたちで)
今後もご指導よろしくお願い致します。