前の前の袴のポストを受けて、ヲタク渾身の手入れをすることとしました。
まずは、色止めです、、、そして、それだけのポストです。
> 拙ぶろぐ:後継者という問題、、、この職人さんもそろそろ:ヲタクっぷり[45]
そして、大昔に書いたポストと合わせて「秘密兵器」シリーズとしましょう(笑)
とはいっても、今回は写真のとおり、大昔からの方法、「お酢」と「塩」で一昼夜つけてなんです、、、、、え?って思われるかもしれませんね。
これがやはり一番だと思ってます。
ということで、本気の色止めのご報告をいたしましょう(笑)
ヲタク渾身ですから、「色止め」、、、「色留め」っていう思いもこめてやってました。
で、、、その時の秘密兵器をご紹介しましょう。
まず、話がちょっと違いますが、袴は以下のように数えます。
これは以前、袴のポストを書きましたが、記載漏れしたことですね。
1枚(いちまい)、1具(いちぐ)、1具(ひとよろい)、1腰(いちよう)、1腰(ひとこし)
> 拙ぶろぐ:剣道の袴の話、、、まだまだ勉強中につき:ヲタクっぷり[18]
さて、本題に戻ります。
基本的に、藍染は空気に触れる、酸化発色によってあおくなり、それを繰り返すことにより色を濃くしていきます。
茶色っぽい液の入った藍釜から挙げられてしばらく経つとあおくなっていくのです。
藍色のものなのに、袴や剣道着を水通しすると、最初に茶色っぽい液が出るのはこのためです。
生地に定着していない染め液が出てきていると思えばいいですね。
水通しをして床に垂れてきた水の色です、まさにこれです。
この一番最初の段階ではやはり水洗いをすべきなんですね。
わたしもまず、シャワーを浴びるがごとく、水通しをしました。
藍染めは酸性で染料が固定され、アルカリ性(塩基性)で溶け出すものです、、、
つまり、アルカリ洗剤で洗濯をするのはもってのほかです、、、最低でも中性洗剤、でも洗剤はなしで洗濯はして欲しいですね。
とはいうものの、実は染め上がったすぐはややアルカリ性でもあるのです(pH9.5程度といわれています、、、ちなみに中性はpH7.0です)。
古来よりの方法、一般にお酢1に対して水を5くらいで希釈して、塩を少々入れた液につけるというのは、酸化反応を促進させるために効果的な方法といえます。
ホント、これで十二分です。
漬物みたいですね、、、塩の代わりにミョウバンを使って色止めをするようですから。
さて、では、色止めをするっていう時に、問題がないのかというと、あるんですよね。。。
つまりは、家庭での問題になりかねないってことです。
ひとつは、どうしても袴も剣道着も、服として考えると大きいものです。
それを漬けるとなると、洗濯機の占有、あるいは普段使うことは滅多にないタライとかゴミ箱を購入、、、普段はただの邪魔、といった問題があります。
さらには、酢です、、、匂うんです、洗濯機にこれをつけてしまったら大問題、タライ・ゴミ箱についても他に使いようがないものになりますよね。
そこで、秘密兵器の登場です!
安価で、再活用もでき、最後は本望である使い捨てができるアイテムです!!!
ゴミ袋
冒頭およびこの写真にあるように、これしかないですね。
匂いも漏れません、使い捨てるも何もゴミをちゃんと入れて捨てられるというか、捨てるためのものです!!!
結構丈夫ですし、なんたって安価。
そして、揉み込みもで切るんです、、、ますます漬物みたいですけど(笑)
ぜひ、みなさまもおためしください。
安全のために、2枚重ねにすることをお勧めします。
そして、私の袴たちは、、、
その後、数回、水通しをさせて、常に、空気に触れるように吊るしてあります。
ホントはこれで藍が落ち着いてくれるのがとてもいいと思っています。
そして、気合を入れて早く作っていただいたので、逆に時間をかけて育てるつもりです。
こういうことを許してくれる職場に感謝なのですが。。。
あと、、、変態っぷりも止まらず、つい購入してしまいました。
スチームあてて、仕上げますよ!
作ってもらった時より、1ミリたりともずらしませんからね、折り目!!!
(アイロンをかけるときは、手ぬぐいとかをあててくださいね)
(コレ、でも重要じゃないです、若かりし頃、貧乏な時は寝押ししてましたし、やりようはいろいろとありますよね)
さてさて、これを職人さんにみてもらうのが楽しみです!!!
そして、カッコよく履いてみたいもんです!!!
以上、ヲタクっぷりポストでした。
(久しぶりの浮かれっぷりお許しあれ)