剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2010年 剣道work

第58回全日本剣道選手権大会、観戦(?)記

当日の特等席(?)
当日の特等席(?)

2010年11月3日、剣道の全日本選手権大会の現場、かなりの特等席におりました。
一度は選手で出てみたいと思ってたものですが、チャンスがなかったわけでもないのに掴むこともできず、、、
たぶん、こんな試合コートの近くにいたのは初めてかもしれませんね(笑)

先に言っておきます、大会の試合内容はほとんど触れていない観戦記です、、、

この大会、ここ10年以上はいろいろと大組織のお手伝いをさせてもらえることもあり、招待券なるものをいただき拝見していただいてたのですが、、、
しかし、、、昨年あたりから、“とある”風が吹き始め、、、仕事になりました。
ご存知の方も多いかと思いますが、SNSをつかった剣道の大組織の情報発信です。

結果は大成功といえますね!!!
いろいろと良い評判、高い評価もあり、結果(視聴率や視聴数)も出ています。
以下、中心人物のひとりであるあきみちさんのブログを参考にしてください。

kendo-headline

> Geekなぺーじ: ソーシャルメディアと剣道
> Geekなぺーじ: テレビとネットの協調
> Geekなぺーじ: 「くりらじ週刊netreport」で剣道とソーシャルメディアが紹介されてた

> Geekなぺーじ: 剣道関連記事一覧

私はこのチームに去年の全日本から招集され、、、徐々にやることを増やしていき、、、というかこの1年で急激に増え、今回に至りました。

なんとも面白いのは、あまり打ち合わせもなく、みんなの共通認識というかイメージをもって動き始めてなんとかなっちゃうというところ。
スゴい人達なんだ…わたしはこのチームでは武闘派のひとりなので、一兵卒ですね、ついていくのが精一杯です。
仕事的にシンドいこともたくさんあるんですが、楽しいからみんな集まっているかんじ。
いいよね、楽しいから…たぶんチーム全員がこんな気分でやってるに間違いない、こういういい仕事を出来る時はイイ事できるに決まってます。

これまでいくつかの私の手伝いっぷりについては、以下の自分のぶろぐにも書いてあります。

> 拙ぶろぐ: 2010/7/17 剣道大会映像配信のお仕事をして
> 拙ぶろぐ: ブログ始めてみました(自己紹介こみ)

大会当日の会場の風景:満員です!
大会当日の会場の風景:満員です!

映像配信関係はもう一つ。
> 拙ぶろぐ: 2010全日本少年剣道錬成大会 裏方手記:剣道指導者素晴らい!!!

で、、、
今回の私のお仕事は、試合のダイジェスト動画を某サイトにあげること。
何をどうやってあげるかは、特に指示があるわけのではありません、、、「よろしく」と、ヾ(゚Д゚ )ォィォィ

大会が始まり、4月の八段戦とは違う2会場からのデータの多さを収集するだけで途方に暮れながら・・・ダイジェストって何と。
Ustreamもあるし、ハイスピードカメラもあるし、、、何をしろと、、、ホント途方に暮れて。
大会当日まで時間はそれなりにあったのに、デシのインカレなどなどにかなり気持ちをもってかれ、どうするかとあーこー考えていたものの当日に、、、なって、、、しまって、、、こういう経験、試合や試験でたくさんあるのに、なおりません。
そして、、、1回戦の中盤辺り、データの整理もメドがつき、ようやく考えつきました。

追い詰められるのはキライではありません、、、
一応いそがしい中でもあーこー考えていたんで思いついたのかもしれません、、、ホント試合みたいですね。
準備があったからこその「ヒラメキ」。

Ustreamでの試合中継を見過ごしたヒト、ハイスピードカメラの映像で技の詳細を見るヒト、試合全体をアップするのもできますが、これからUstやテレビで見るにあたって今までも経過をみたいヒトがいるだろうと・・・そう、こういう人達のために短時間で見られる有効打突集があったらいいよねと、1回戦、2回戦、3回戦・・・と作成&アップ。
ということで、スキマ産業!!!
そこそこ、大会中、大会後も視聴が多いので、ありかなと(最前線にに位置取りながら、まぁ、あまり目立つところの最前線にいたわけではないですね)。

こんなに全日本の試合を見なかったのもはじめてかもしれません。
スゴイ特等席にいたのにね、、、いや見たのか、、、タップリと。
(休憩時間も処理におわれていたし・・・リアルタイムと記録映像の編集とタップリと)
こういう仕事していると、もっとゆっくり大会が進行してくれてもいいな・・・

自分の一番最初のぶろぐにも書きましたが、スポーツだけでなく、色々なもの、、、つまりは競技力、組織力などなどが発展していくことを考えると、「ひろめること」と「たかめること」に軸をとりつつ考えるといいと思っています。
ときには、それぞれ別々のヒトが担うこともあるでしょうし、同じヒトが担うこともあるでしょう。
つまり、底辺が広がらないと高くしても倒れやすい図形ができるということです。
これらの軸をしっかり把握しておくと、指導や実践する際にいい効果があると、私のつたない経験からも理解しています。

特に高める、いや極めようとする人たちは、その界のフラッグシップになるのですから、相当な覚悟がいるでしょう。
今回の大会が終わって、サインや写真に応えている姿をみて立派と思いました。
※個人的には、、、子供たち、、、もう少し選手のことも考えろと思ったりもしました。
※まぁ剣道の場合、外国でも日本代表選手は同じようです、、、もっとひどく、試合に出る寸前でも気にせずサインを求められるらしいですけどね。

まずは剣道界どうなっていくか、楽しみです。

さて、こういうふうに考えると、自分だけ高くなりたいと思っていた自分もここ約10年で、剣道を専門としないデシを相手にしたり、大組織の指導者育成事業に携わらせてもらったり、今回のような情報配信という仕事をさせていただいたり、、、剣道を「ひろめる」ことへの経験を増やしてもらっています。
このことを糧として、自分の土台がひろく、基板がしっかりして、たかめることができていければいいなぁと、、、ホントに感謝しています。
駄馬は遠回りでものんびりといきたいと思います。

こういう仕事の仲間に入れていただいた皆様には本当に感謝しています、心から。
こうやって自分自身の勉強させていただき、成長させていただいていると感じています。

(あ〜、こう書くとずっと手伝いするんかな?あたくし?)

そして、もうひとつ。
今回の大会は後輩の優勝で幕が閉じました、彼の内容も最高でしたしね!
こっちもうれしい限りでした!

閉会式(特等席より)
閉会式(特等席より)

ということで、試合内容には全く触れてませんが、、、当日試合映像ふくめて一番試合をみたヒトの観戦記としての当日の忘備録です、スミマセン。

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7 コメント

  1. >追い詰められるのはキライではありません、、、

    こういうセリフがサラッと言えるのが610先生のカッコいいところで見習いたいところです!

    なんかこう・・・洒落てます!(笑)

    内容と関係なくてすいません(汗)

  2. >先生のブログを「My Friend Site」のリストに入れさせていただきました

    ありがとうございます、が、なんだかこっぱずかしいですね。

    本来は学生主体のクラブのブログなんですけど、顧問が出しゃばって、さらにワケの判らない文章、一時はクレームもついたりして・・・でもこれが自分ですので、背負っていきます。

  3. ホル師さま

    この取り組みに関しては、わたしは一兵卒。
    勉強させてもらっている立場です。
    私自身が音頭を取る高める方のサポートに役に立てれば、、、と思っていたのですが、もっと深い意味がありそうですね。

    ガンバリマス。

    ところで、先生のブログを「My Friend Site」のリストに入れさせていただきました。
    よろしくお願いいたします。

  4. 「ひろめること」と「たかめること」・・・参考になります。

    車の両輪ですね。日本のあらゆる分野では後者に偏ってしまって、100km/h上限の高速道路しかないのに速度無制限のアウトバーンで一番内側の追い越し車線を走ってられる車を作って国内で売ってしまってますよね・・・

    で、もっとも日本的と思われた武道、しかもオリンピックに出て行ってない剣道がここまでメディア環境が整っている・・・

    先生の取り組み、素晴らしいです。アイデアもさることながら、それを実行できる力、また勉強させてください。

  5. なるほど…

    先生の高めるサポートの取組(ipod軍団の…)にもとても興味がありますし見ていてワクワクします(^^)
    blog楽しく拝見させていただいております。

    ちなみに寺○くん。は同期なのです。
    こちらこそ末永くよろしくお願いいたしますm(__)m

  6. じぇいいちさま

    コメントありがとうございます。
    ヒラメキといいますが、、、実は高めるサポートをした過程の中で、世界チャンピオンになった貴殿の後輩でしょうか、、、寺◯くん。
    彼から相談をうけ、有効打突集というものを作った経緯があるのです。

    つまり、かなり効果があるという確信はあったのですが、どうやってまとめるか、、、ラウンドごと、あるいは個人別など、、、これがイメージできなかったのです。

    まぁ、結果オーライ、気にいていただき感謝しています。

    1回戦から徐々にカットする時間をきめて対応したんですけど、今後はもうすこし修行をしたいと思いますね。

    今後もよろしくお願いいたします。

  7. お疲れ様でした。

    私は有効打突集がお気に入りです(^^)
    あの作品(でいいのでしょうか?)が作業の中でのひらめきであったとは、恐れいりました。

    いやぁすごい!
    今年の全日本選手権はいろいろ楽しかったです。

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