勝ったときは選手のおかげ、負けたときは指導者のせい。
しかし、負けるとキツイわ。
たぶん、デシどもはもっとこたえているんでしょうね、、、ほんとスマンm(__)m
いつもどちらかというといいことばかりなので、悪かったときにも書いておきましょう。
うちの女デシ、2年連続でインカレをかけての決定戦で負けました。
しかも、今年も2年連続で代表戦、あと1本なんです、、、
剣道の学生女子団体戦は5人で戦います、勝者数取得本数が両チーム同数であると代表戦になります。
おなじ過ちをくりかえすのは、指導者のせいかと。
先般のぶろぐ「やった、3年連続全日本大会出場権獲得:「勝利至上主義」もいいんでない?」で書いたように、いい意味での勝利至上主義・・・次の経験をさせてあげられなかったことに本当に残念に思うとともに、勝負の厳しさを実感しています。
大学スポーツは全員ではありませんが、毎年のように選手は変わっていきますし、スポーツ推薦もない中、女子学生剣道界でも新たにひと旗あげようなんてところにはまだ伝統というか、いま本学男子に芽生えつつある暗黙の了解的な徹底事項とでも言いましょうかそういうのがないんです。
だから、毎年経験を積み上げ、方法論を工夫検討しているべきは指導者であり、そう、、、私のチカラ不足なんです。
まぁ、男子も数年にわたり、有名校に接戦善戦をしてはねかえされて泣くほどくやしい思いをして、後輩たちにその思いが伝えられ、カタチになってきたんです。
今日の彼女らの涙も、本気で一生懸命やってきた証拠。
わたしが泣き虫なこともあり、うちのデシたちは、勝っても負けても泣くんですけど、それってステキだと思っています。
うちの女子チームもこれからだと期待します。
※4年生には社会にでて、こういった経験を活かしてもらえたらなぁと思います、卒業してもうちのチームメイトです!!!
さて、なぜ凹んでるかというと、、、素直にわたしのチカラ不足について。
それぞれの戦略については、まあまあというか?!
ノーミスでいけば最高ですが、今日のミスは許容(想定)の範囲だったでしょう。
反省すべきは、わたしの采配にやや「ブレ」があったことについてなんです。
思い返せば、赴任して数年目、コーチ陣の諸先輩方の意見と対立しながらも冷静(冷酷)に、本学チームをビルドアップするのに1年生すら大将に使ってきた私、、、
今日はいろいろと、実はブレてました。
前持っての準備していた策、当日の調子のみでの判断、ひらめき、、、はぁ、思い入れや思い込みが入ってしまって、冷静でないというか、決断がわるいんだ。
勝負感がないんだなぁ、私の気負いか。
ブレない自分がほしい、、、
こういう指導者のブレとか、危機感のなさ、そして師弟同行といえる一緒にたたかう姿勢の不足、こういうのが素直に出てしまうんです、学生剣道、そして非伝統校。
男子の結果で浮かれている面があったり、貪欲にはなれず強欲だったり、、、だから冷静でなくブレる、常に危機感とウラハラに好結果があるって言い聞かせているのに、、、まだまだです、自分。
本当にわたしの反省ばかり、、、ゴメンな。
次につながるとか、内容で勝っていたとか、、、そんな慰めはいりません。
審判云々というのも論外です。
(よく剣道ではこういうふうにいうんです)
剣道の技術体系とか技を正しくやれば、そもそも命のやりとりから来た勝つための術であるから、勝つはずなんです。
それが勝利ということで、合理性があり正しいことになってしまうのではないでしょうか?!
審判についても、試合をするということはそのルールの舞台に上がることなので、審判にすべてを委ねるというのが前提ですし、その審判技倆はどちらにも平等なはずですから。
以下の言葉もあるように、結果はシビアに物語っているんですよ。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議な負けなし」(松浦静山『常静子剣談』)
この言葉から「運・鈍・根」というのを説明するとイイと言われています。
勝ちのある時には「運」が作用する、負けないためには「鈍=当たり前のことをやる」「根=手を抜かず続ける」をする。
っていうことは、負けた時に運がなかったというのは最低なんです、これは自省込みで。
男子は3年くらいの悔し涙のあとコツコツと当たり前のことを当たり前に続けてきていまがあるものの、女子には2年も悔し涙をさせてしまった、、、ホントはこれじゃ指導者としてはダメなんだよ。
何が足りなかったか、反省して、できるだけ明確に分析して、今後の工夫を検討していきたいと思います、、、「何が当たり前で、どうやって続けていくか」、、、まずはわたくしめから。
昔から、ある予選決勝戦でなんども負けたり、同じ失敗を繰り返すのが自分、、、またかと悶々としてますwww
捲土重来を期す、、、か?2度の失敗から巻き返すのもこう言っていいのかな???
ちなみに、この約1ヶ月後のとある数大学での定期戦。
彼女たちは、私が赴任してから初の女子優勝をしてくれました。
これも副将大将の4年生ふたりが勝って大逆転。
(これもここ数年、あと1歩というところでのがしていたこと)
今度はやってくれました…何らかの形に残せたことにホッとすると同時に、泣いちゃいました。
あの悔しさのあと、ホントは剣道なんて会いたくないだろうけど、コツコツとやってたもんね。
そして、その相手は高校時代にふられた〇〇の進学した大学、、、呪縛から放たれた感でいっぱいです(笑)
これで泣いたのではありませんョ!!!
どもども、、、
ブレについてはね、ここでは深くはいいませんよ(笑)
そこつけこまれたら、610マジックなんですから、ネタバレはしません!
もし、聞きたければ大阪で、あはは、、、実はたいしたことないんだけどね。
でもさ、にっ〇〇だい、◯◯しかん、そしてあなたの厩舎、〇〇かいだいなどが出ないくらいの激戦、出られないって泣く、わがデシのいとおしさ!!!
いつもコメントありがとね、また来月大阪でね?!
生々しい記事にのめりこみました。
と、同時に勇気をもらいました。
610先生でもブレるならば、私はまだブレても当たり前だなと(汗)
ちょっと聞きにくいんですが・・・・
どんなブレがあったんでしょうか?
もし教えてもらえる範囲のものがあればと・・・
剣道の場合、
指導者のブレってどう影響しちゃうものなんですか?
なんか失礼な事を聞いてしまっているような気もしますが・・・
是非、聞いてみたいテーマでもあり、
610先生の『勝負論』メチャクチャ興味あります。
『剣道オタクシリーズ』と共に『勝負論シリーズ』も
ぜひよろしくお願いします!