剣道家をめざすセンセのぶろぐ。

「師弟同行」教うるは学ぶの半ばなり、、、どちらもまだまだです。

2010年 修行指導 剣道論

さて、デシ仕込みの始まりです:2010TKB合宿

さて、秋に向けてのデシ仕込みの時期、合宿が始まります。
これに向けての、意気昂揚したまんま覚書です、、、ひとりごと、ながい「つぶやき」ですね(笑)

 

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ここもう8年になるのかな、、、母校TKBの武道館を借りて、合宿をさせてもらっています。
後輩たちは夏休み、合宿寸前ということもあって、調整がてら来てくれます。
また、わたしも茨城が長かったので、多くの先生方も来てくれたりします。
毎年お盆時期なので、ちょっとした里帰り気分です。

 

ここでも「本物」に触れることができますし、「交剣知愛」とでもいいましょうか、ヒトのつながりの重要さを垣間見てくれるだけでも、教育者の私としては満足なんですけど・・・みなさんに感謝です。

 

しかしながら、続けることは重要なことですね。
ひとつは、競技結果をあげてきています。
もうひとつは、同じ場所同じ時期にこのイベントがあるということが、当初より周知連絡しないでも定着して生きています。
これには、本学の卒業生も、そして周りの方もいろいろと来ていただけます。
そう、うちのデシにとっても、人の輪が大きくなっているんです。

 

さて、某先輩とあるところでつぶやきながら、合宿を始めるにあたり、そして秋にさらにいい結果をだせればいいなと、考えたのですが・・・
※自分の正当化かもしれません・・・m(__)m

 

 

本学の学生は、以前にも書いたかもしれませんが、スポーツ推薦がないため、剣道で進学してくるものはいません。
嗜好も、目標もいっぱい、いろんなところに向いています・・・指導者としてはうれしい悲鳴です。

 

指導者としての私は、うちのデシには最高のアマチュアになって欲しいんです。
できれば、一生続けて欲しいですが、つづけなくなっても剣道が好きでいてくれて、一生涯サポートしてくれうるスタンスをもってほしいと、、、強い弱いは別にして。
※強いに越したことはありません、というのも強ければ強いほどいろいろなステージでの経験ができることが競技の世界ですから。

 

そのためには剣道が良かったと、わが厩舎を出ていってもらわないといけないんです。
けっして、消費者よりの満足を提供することではありませんけど。
つまり本物をできるだけ、見て、触れて、感じて欲しいと。

しかしながら、彼らを2年に一度くらい、熱中症などで病院送りしているのは私です。
毎年、ドキドキなんです。
スポーツの専門でしょとか、非常識とか揶揄される方も多くいます。
水分補給などそんなことはしているんですよ、しっかりと。
それでも、かれらは自分の域をとっぱらって、なるんです。

これって、本当にダメなんでしょうか。
※立場上は、あんまりこういうことは言ってはいけないのかもしれませんけどね。
まず、合宿をやるのはチームとしての団結をもつということも重要ですが、チームとしての勝利を目指して個々、チームを強化していくことです。

たとえば健康のために云々という指標が体協とか出されていますが、その範疇でやれば、絶対常識の域のままです。
トップ選手と同じようにやってしまえば、元々の差がそのまま出て、なにも面白いことはありません。
したがって、常識を超えるようなことという意味での「非常識」にならないといけないんだと思います。
「非」には、超越するみたいな要素も含むと感じています・・・

 

これはトップ選手でも同じだと思います。
ましてやうちのデシたちは、「バカ」になれるくらいではないと。
※バカじゃだめなんですけどね…「認知−判断−行動」ということをやってもらわないと。

昨年、全日本選手権を制した内村良一選手が次のことを言ったと伝えられています。
けだし名言かと。

 

「誰にもできることを、誰にもできないくらいやることが大切」

 

さらに、ある方のつぶやきで「アマチュアは物事を複雑にし、プロはシンプルにする」というのをみました。
最高のアマチュアであればこそ、物事の考え方はこれをみならってもらいたいものです。
こうやって、課外教育である剣道、ある意味やらなくていいことを、やることに深い意味がもたせられ、彼らが社会に出たときに、そういうシンプル化することが展開できるとイイなと。

 

そして、「当たり前のことを当たり前にやる」ことをあえて非常識として、徹底できるかな?

 

 

 

 

ということで、、、さあ、気合入ってきたぞ!
頑張ろう合宿!がんがれ、デシども!!

 

なにを書いているか、ちと指導者のわたしの空回りっぽいところもありますが、お許しあれ。

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4 コメント

  1. ホル師さま

    コメントありがとうございます。
    こうやって、わたしの曲解(?)、、、いや回ってまわって向上していくんですけど、、、が支持されありがたく思います。

    「否」でなく、「非」ですね!!

    ところで、、、つぶやきの方でも、先生、支持いただけましたか???

    今後もよろしくお願いします。

  2. 最新ではない記事にコメントしてなんかこそこそしてると思われないか心配ですが・・・組長のブログでお会いしましたホル塩です。

    >トップ選手と同じようにやってしまえば、
    中略 
    >常識を超えるようなことという意味での「非常識」にならないといけないんだと思います。

    治療の世界の話ですが、日本とアメリカを比較したときに、日本にはやたら

    「常識的なレシピ集」

    があり、それが教科書となり、アメリカでは

    「材料や調味料、あるいは料理の技術の専門書」

    が教科書として用いられ、そもそも常識的なレシピを見つけること自体が困難です。

    なので生死にかかわるところ以外は

    「常識など常に変化する、レシピは自分で作れ」

    という考えが一般的でした。

    新しいモノやコトが生まれる場所は、自分で紆余曲折ののち辿りついた境地(仮にそのとき結果がこれまでの何かのマネだったとしても)からだと思います。

    >「非」には、超越するみたいな要素も含むと感じています・・・

    背中押されました。「否」じゃない「非」くらいは前向きに受け止めていけそうです。

    これからもよろしくお願い申し上げます。

  3. 訂正:今年で9年目でした。ほんとにTKBの先生方、学生(後輩)たち、近隣の先生方には感謝です。
    来年は10周年ですね、、、なにかいい企画ないかな???

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