写真は夏の大会(ひな壇から)
写真は夏の大会(ひな壇から)

剣道の試合のルール等について疑問、、、まずは、その第1段を(いくつもでてきそうなので…汗)。

先日、東京の高等学校の試合の観戦に行って来ました、春の選抜大会の予選です。
これは大学の団体試合と同様に、オーダー(選手の順番)を毎試合組み替えることが出来るのですね、、、しりませんでした、、、勉強不足。
ここで、ひとつの疑問がわたしのかかる大学だけではないことがはっきりしたのが、今回のネタです。

最初に感じたのは、5人そろわないチームの多いこと。
これは大学でも、同様の現象が起きています。
少子化による現象なのかもしれませんし、「剣道離れ」という問題なのかもしれません、、、。

また、部員数が多ければ、当然「選手」ということで選ばれるわけなのでしょうが、そうでもなく(言い方は良くないですが、人数をようやく揃えて)出場しているというのも垣間見られ、運動能力の低さも感じました。
運動能力の問題は、この選手選考の過程の問題だけでなく、、、剣道だけではない日本全体の青少年の問題なのかもしれませんが。

上記問題を感じた2点は、今後も考えていかないとなと感じました。

でも、今回はルール、ローカルルールについてです。
「オーダー変更可」というルールについて感じたこと、「なぜ」を綴っていきたいと思います。

まず、、、私は剣道が好きですし、そのルールでやるといったらやるんです。
今回も批判のつもりではないですよ、、、ただの問題提起です。

以下のぶろぐでも少しふれましたが、試合規則があればそれはそれで、審判の判定にしたがうところから、競技なるものは始まるものだと思っています。
多くの球技選手のように、コート外に出たボールにすぐ「マイボール」などと言うことは絶対しません、、、いまは。
(‘いま’、、、これは付記しておきましょうね、文句ある態度をしたことも若かりしころはありますから)。

> 拙ぶろぐ:後輩たちがスゴいのなんのって、、、今年の情報配信裏方を終えて

そう、ルールがあってソレに則ってやるんですから、参加する、それを理解して観戦する場合、それをとやかく言ってはいけないと思っていることは言っておきます。
あとから、前向きに、よりよく、より楽しく、より効果的になるようにいろいろと試行錯誤するのってのは楽しいんです。

さて、、、
そもそも、スポーツ競技のルールというのは、以下ふたつの制限のどちらかをもって、ゲームがおこなわれるものです。

①「時間」の上限:(例)サッカーが90分(45分×2)時間内での得点を競う

②「ポイント」の上限:(例)バレーボールが25点をめざして1セットで競う(3セット先取)

ところが、柔道もそうですが、武道の競技ルールは上記ふたつの制限を並行してやるのです。
剣道では2本、柔道では1本をとると制限時間がこなくても勝利になり、剣道では1本、柔道ではポイントがあった場合、得点の上限に達しなくても勝敗がつくのです。

こういうことは一般的にスポーツの競技ルールから考えるとやや特殊です。

普通に考えると、、、剣道の団体戦では、おかしなことが起きているのです。

剣道で5人制の試合を行う場合、1勝1敗3分だとすると、つぎには取得本数、、、そこまで一緒だと代表戦ということになります。
自チームのひとりが試合時間1分で2本勝ちし、相手チームのひとりが4分で2本勝ちした場合でも、内容的には差はなくなるのです。
つまり、すべての選手が4分たたかったとすれば、1分で2本勝ちする選手は8本勝ちして、取得本数という内容には大きな差がついてくるかもしれないのです(そうとも断定はできませんが)。

そもそも、剣道のルールには教育的配慮があるとしていますが、この点だけはどうやっても説明つかない、、、
でも、私自身の中では、それはそれでまたいいというような感じをもったり、、、うーん、この点については、堂々巡りをしています。
選手として考えたら、8本負けしたらショックですしね、、、、

今回、この点についてはこのままおいておきます、スミマセンm(__)m

そして、高校の選抜大会用のルールでの試合を見ていて、、、以下のように人数の少ないチームは人数が不足するところの選手を外していかないといけないようです。
大学の試合においても制限があります。

<5人制>
4人チーム:先鋒が不戦
3人チーム:先鋒、次鋒が不戦

大学(学生剣道連盟)では、以下です。

<7人制>
五将、三将、次鋒の順番で不戦。
<5人制>
次鋒、副将の順番で不戦。

※ちなみに学生連盟におけるオーダー変更にしたという歴史は、戦後軍隊あがりの(強靭な)大人たちが大学に戻ってきて、学生では刃の立たない選手が各大学に数人いたのを、チームとしてはその選手との対戦を外して勝利を目指すためにとった策として、このようなオーダー変更可というローカルルールが作られたと聞いたことがあります。

ところで、この不戦の場所を規定すること自体、人数の満たないチーム同士があたった場合への配慮などの教育的意義を感じることはできますが、個人的にはどうしても納得できないところもあります。
選手が揃わない中でも出場させてあげているという声も聞いたりしますが、5人制では3人いれば勝つ可能性はあるわけですから、そういうのは教育性を感じませんし、サッカーでも11人揃わなくても7人以上ということであればゲームはルール上成立すると聞いています。

そして、教育的な意義をとなえるなら、勝負に対して全力を尽くすというのが重要な教育だと思います。
競技力については以下のぶろぐに書いていますが「心技体」に加え、「戦術・戦略」というのが重要なファクターになってきます。
これらをすべて駆使して、勝とうとする活動・試合をすることが大事な教育だろうと。

> 拙ぶろぐ:剣道のトレーニングに思うこと

剣道の試合において選手の順番・オーダーを考えること、しかもその並べ替えができるということは、ひとつの大きな「戦術・戦略」なのです。
オーダーのことについては、わたしも指導者としていまだ勉強中です、まだまだなのです、、、。

しかし、上記のように欠員のあるところに対して、オーダー変更可能というルールの中で不戦となるポジションを決められるということは、競技ルールとしては平等性を欠くことになります。
人数のおおいところは、選手のでてくるところに強い選手を当てればいいという作戦がたてやすくなるのですから。

運営上とか、出場させてあげているとかいう説明もあります、、、どうもこの点には納得していません。
運営上のことであれば、野球がスタメンを提出するときに監督同士で交換をするように、監督間でのオーダー交換をすれば、最初の2試合がスムーズに展開できるように準備をさせられることも出来るでしょう。

どうしても、強者のエゴを押しつけている、押しつけられているという感じでならないのです。
どうやっても引き分けすらできない状況で敗けを背負うわけですから、さらにルールを活用しきれない方法を付与するのはどうかなと思うわけなんです。

私自身、本学に赴任当初女子チームではこのようなことがありましたし、根本的な平等性が確保されていないことをやはり検討して欲しいなぁ、、、というのが今回の問題提起でした。

根本的な「試合審判規則」ではなく、大会ごとの申し合わせ事項的なものですから、変更はしやすいと思います。

これから、このままの方法で団体戦をやり続ければ、少子化もあり、結構、重要な問題となると思っているんですがね、、、どうでしょう???
どこも弱者からの意見はとおりにくいってことなんでしょうかね、、、

ということで、全く結論のでない、毎度のことなのですが、、、お許し下さい。

余談かもしれません、、、

とある組織では「長幼の序」が大切だといいます。
これは儒教でいうところの五倫「父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信」のひとつで、基本的な人間関係を規律する五つの徳目のひとつで、五倫五常とセット的につかわれる言葉ですね(五常は「仁義礼智信」)。
「長幼の序」は「幼」の方からアクションをかけると非常にステキなことですが、これを目上のヒトから要請されるようなことは、、、ある意味パワハラかも(汗)

ルールに関することもそうですが、こういうところから、この界も検討しないといけないのかもしれません。
エラそうにすみません、、、自戒こみこみです。

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2 のコメント

  1. こちらこそ、今年もよろしくお願いします。

    年明け早々、褒められたのか、変人あつかいされたのか、、、ウーム。
    どんな規則・ルールが制定されても、詳細なところまでの平等性が確保されるというのはムズカシイのかもしれません。
    ただ、明らかにダメなもの、平等性が確保されていないものはダメなのです、、、当たり前じゃない??

    さてさて、そして、、、ふざけています(笑)
    これ書いたらね、うちのチーム勝てなくなっちゃうじゃん。
    そしてね、いっぱい失敗して、いっぱい悔しい思いしてきたんだから、タダでは公開できません、あはは。

    一般論として、剣道のオーダーについて書いているヒト、本があります。
    ただ、セオリー通りしなかったりするのも野球と一緒じゃないの?

    今回はね、そのセオリーすらも大会申し合わせ事項が制限して、不平等をつくりあげているということなんですよね。

    では、ことしも良い年になりますよう、頑張りましょう。

  2. あけましておめでとうございます!
    今年もよろしくお願いします。

    欠員に考慮したルールがあるということを初めて知りました。

    以前、柔道の監督に話を聞いたときにも感じたのですが、
    団体戦のオーダーというのは監督の腕の見せ所なのですね!

    本題とそれてしまうかもしれませんが、その辺の戦術論といいますか、どんなこと考えてオーダーを組むのか・・・なんてのもテーマにしてもらえないでしょうか?
    ふざけてますか?(汗)

    野球でいえば1番打者は出塁率を重視し、2番はつなげる打撃ができる選手・・・などのセオリーなんてのはあるのでしょうか?

    私なんかの素人考えですと大将が4番打者みたいなイメージなんですけどどうなんでしょうか?(汗)
    ポイントゲッター=大将なんでしょうか?

    勝手に違う話をしてすいません(汗)

    当たり前と思っているところに疑問を持つ610先生、やっぱり素敵です(笑)

    今年もよろしくお願いします。

    組長

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