今年も11/3、剣道天皇杯の情報配信の作業をお手伝いに行きました。
いろいろと、審判について、批判中傷みたいな書き込みがいろいろなところにあるようですね。
そもそも、スポーツだけではないと思いますが、競技をするにおいては、ある意味人間が強欲でセルフジャッジ等ができないから、第3者に判定を委ねるところから、すべてが始まるのです。
そこが、競技の根本でもあると言えましょう。
だから、第4者がとやかくいうのはどうかな、、、と思うのです。
試合審判について識者がいうのは、試合は選手がキメるということ。ただし、それを審らかに判定するのは、審判なのです。
だから、「審判がよくなれば剣道がよくなる」などとよくいわれる所以なのだと思っています、、、第4者が、、、なのです。
松浦静山『常静子剣談』に「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議な負けなし」という言葉もあります。
私自身なかなか出来なかったのですが、自身のこと、指導しているデシたちのことから、ながーい時間とちょっと多い経験を持ち始め、最近、批判でなく受け入れようと思えるようになってから、少しだけ進歩したような気がしています。
さて、実際の当の本人、選手たち、、、今回の大舞台のあとでも、勝っても負けても非常に謙虚であると各方面から聞いてもいます。
ステキですね。
たぶん、こうやって、どんな結果であれ、それを元に、つねに前に向いて、目標を上においていける人間がやっぱりトップに立っていくんだなぁと、感心するばかりです。
彼らはたぶん、大なり小なり、得になったことも、損になったことも経験してきても、前向いて続けてるヤカラです。
試合をしてきた数、いろいろな経験をしてきた数、、、若いとはいえ、私ごときが、ましてや今回いう第4者がしてきた経験値の比較にならないものでしょうにね。
一生懸命、剣道好きが書き込んでいることが、剣道を変にとらえられるようになりうるということ、、、愛の方向性をちょっと変えて、剣道を盛り上げてほしいですよね。
そして、武道論的なはなしをすると、今回大会の情報配信と剣道のそのものの勉強をしに来た、柔道の先輩が有効打突について、「わからない」ということも重要なものかもしれない、そして、中途半端な得点(柔道で言う技ありや有効など)がないというのも、より深化するんだねというような話になっていました。
また、そもそも刀を持っての戦の必勝法を求める中で、時代を経て戦も少なくなり、その稽古が形のみの形骸化になり、竹刀が発明されたのです。
そして、実践稽古ができるようになったという過程がある中で、即死に至るような箇所、かつ打ちにくいところ(小手は後者のみですかね)を、稽古のためにポイントとして制定し、修業の題材としたというような話も聞いています、、、他の場所で殺傷するのは難しい所が打突できれば出来るようになるという解釈でいいと思います。
だから、ルールが厳格になるのはいいのですが、ルール先にありきでポイントを語るとおかしなことになると思っています。
そう、前述の当代の名選手たちの謙虚さというのに、私自身は本当に剣道愛を感じ、感動することが出来るのです。
まぁ、どちらにしても禅問答に近いですかね。
こんな禅問答的な話に共感して、語ってしまう私も私なのですが、、、また、ココらへんはもうすこし吟味して、勉強して記事にしたいなと思います。
さて、ここ数年、情報を配信するという事業のお手伝いをしています。
写真は今回、元国営放送のブースの前を陣取っての、映像配信作業の最前線のカメラたち。
手前の元国営放送のバズーカみたいなカメラは家一軒くらい建つくらいだとか、、、民生品(といっても高価です)でやっている我々やニコ生のドワンゴさんの可愛いこと。
前述の勝手な書き込みとかと情報配信を考えてみると、おおもとの組織として、配信することは、ただしくひろくひろめていくことが目的となりましょう。
そのためにすべきことは、インターネットなどの技術的にできることを駆使しつつ、情熱持って、できるだけありのままま伝えること以外にないだろうなと。
今回の私の作業は、またまたダイジェスト作りなのですが、できるだけ即時ようつべにあげるトライを。
ダイジェストも実際に有効となった技だけをありのままにお伝えする資料を作っています、、、そしてUstreamやテレビ放送前に勝ち上がりの状況を知ってもらえれば情報配信として最高ではないかとね、昨年思いついたことを少しずつ進化させようと。
そして今回の即時性については高評価をえたものの、なぜかあげたものがトラブルで大会終了後に見られなくなり、、、1日の仕事はある意味パーに、、、夜遅くまで私にとって大会は続くことになりましたとさ、トホホ。
ホントにね、いろいろね、勉強になります。
なんでこんなに動画のファイル形式があるのかなって、、、。
とくに映像の処理については、もう一方のたかめるための事業もサポートしていることもあり、もっともっと勉強をしないといけません。
次年度には、もっと勉強していきますので、、、乞うご期待。
そんなお手伝いをする中、、、我が厩舎の後輩が連覇をしました!!!
今年はわが厩舎TKBの後輩たちが、この天皇杯の連覇だけでなく、9月末の皇后杯も授かりましたね。
女子のほうは年齢を考えても、優勝回数を考えても、スゴいことです。
また、男子の方は彼の職場の師匠につぐ、史上2人目の連覇、、、今年から前年度優勝者の次の年の出場権はなくなり、予選から全て勝ち上がった連覇なので、これまた、スゴいことです。
こう見ると実は、、、私が情報配信事業のお手伝いをしてからというもの、後輩たちが活躍してくれます。
幸運のなんとかかもしれません、、、あたくし(^_^)v
そして、配信事業とは別の話ですが、昨日、インカレ女子団体も、我が厩舎の後輩たちが制覇したようです。
先月、ブログに書いたようにインカレ男子も勝つことが出来ました。
我が厩舎、わたし自身も勤務もしたり、思い入れもたっぷりあるんでよく知ってるつもりが、こんな秋の剣道全日本イベントのGRAND SLAMみたいな話はいまだかつて聞いたことがありません。
スゴいです、スゴいです。
おめでとう!おめでとう!!
我が厩舎の最高の年といえるでしょう、、、歴史的なことだと思います(などでもやってくれとも思いますけど)。
こんなスゴいヤツらを後輩と言える、先に生まれたこの役得感。
わたしもこれに触発されて、自分の精進、デシ仕込みと、師弟同行とガンバっていこうかと、いきこんでいます。
大変未熟なんですが、みなさまよろしくお願いいたします。
剣道における一本のお話、とても興味深くきかせていただきました。少し気持ちが整理された気分です。禅問答の続きも楽しみです。
情報配信もお疲れ様でしたm(_ _)mいろいろな苦労があるのですね。大会をみにいけませんでしたが有効打突集で様子を知ることができました。ありがとうございます。ありのままを伝えるのはある意味究極の技なんだなぁと感じました。
そして後輩たちの活躍、本当に嬉しいですね。おめでとうございます!私など先輩というのもおこがましいですが、それでもこの活躍をみていると背筋が伸びるような気持ちになります。610さん、勝利の女神⁈これからも皆さんの活躍を楽しみにしています!