さて、竹刀の何編目かわかりませんが、些細なことです。
これまでの竹刀ポストについては、新たな勉強から、修正もしたいところは多々あります、、、
・植物性より機械オイルのほうがいいとか、、、
・節だけがバランスと直結しないとか、、、
まぁ、いろいろと奥深いです、今後、アップデートしますね。
今回の話は、これ↓
ホントに読むに足らないかもしれませんm(__)m
規則と竹刀検査
さて、以下の動画が公開されました。
> 全日本剣道連盟:[全剣連]主催大会における竹刀検査の方法
2019年に規則が改正され、それに則った竹刀検査の方法です。
しかし、これこえ(あえてのタイポ)、、、前回ポスト、“なんだかんだで元気”の続編にもなりますね、、、元気です、ハイ(笑)
「隙間」と「開き」
規則の「隙間」をつくようなことが起きて、公平性と安全性に疑義がもたれたことがこの改正でしょう。
竹刀の検査上、重要なのは、「ちくとう」、竹そのものが検査されることとなったことでしょうか、、、ご存知とは思いますが、さまざまな観点で検査されます。
こんなに仔細に言わないと、、、って気持ちもないわけではないんですが。
つまり、今後はこういうことにとてもシビアにするということであり、大会主催者として、危うきものは使わせないってのがいいって方向で進むんでしょう、安全・安心は大切です。
したがって、今回のポストでは、ユーザーとして考えるべき、対応していくべき、、、その一端に触れてみます。
竹刀の工程
現状の竹刀ほとんど、ほぼ全ては、以下前々回ポストの名人のような 矯め が施されていません、、、 矯め は竹刀の命、最も重要な工程だそうですが。
> 拙ぶろぐ。:竹刀職人と、その伝統と技術、、、勉強中:ヲタクっぷり[53]
なぜなら、、、機械によって竹刀を構成する4枚のうちの1ピースをつくり上げ、同じ竹にこだわらずに、節の似たようなピースを組み合わせていくんです。
機械に通すこともあり、1ピースを作るのに、元の竹は4cmの幅が必要だそうです。
つまり、そもそも竹を小割りにした状態で、幅があれば、曲げること、 矯め はむずかしくなるでしょう。
竹刀でもっとも重要となる 矯め は、古来職人さんの人力でやっているのには敵わないのは当然となります。
この 矯め のややあまいとも言えるまま、ピースの形状を削り出すので、繊維は絶たれ、整形されていることとなります、、、
ささくれはしやすく、折れやすいということもあるんじゃないかと邪推するばかりです。
さらには、、、 矯め がもどったりして、結果、「隙間」ができる、ピースの「開き」たりもするってことですね。
とはいえ、これに対応しないとならないですよね、、、安全のためにも、競技のためにも。
竹刀の保管
そこで、過去ポストを出してきますが、、、以下のようなポストを書きました。
写真だけでいいです、別写真を再掲します。
大昔に竹が良くて、腕利きの職人さんもおられた中でえらんだ竹刀ですら、ユーザー側でもヒモを、この先生のはタコ糸ですね、それをくくりつけ、「開き」がおきないようにしています。
※昔の先生は、稽古終了後、弦も緩め、手入れをして次の稽古に備え、稽古の際にまた弦をしめて稽古をしていたようですから、そもそも安全や用具を大切にすることについては次元が違います。
※竹刀職人さんも、先からタバコの煙入れて、途中で漏れることなく、柄頭から煙が出てくるようなことを競ってたともいいます、、、そんな竹刀、昨今では見ることはないです。
そして、このようにヒモで結ぶ人は少なからずいると思います。
そこで、ちょっとかっこよく、竹刀を購入時に括っている糸、ヒモの結び方をしようと思いつきました。
竹刀屋結び とでもいうのでしょうか、ピピっと引っ張ると取れるやつです。
いろいろと教わりましたが、なかなかできません、、、慣れません、、、ストレス、、、笑(今は少しは上手にできるようになりました)
そこでこのストレスの解消のため、、、パソコン周辺の整理に使っていたものがあったので、、、使ってみました、冒頭の写真。
これ、、、いいです。
ケーブルバンド
くるっと巻いて、太い方に下げてシメる、使うときはマジックテープをピッと剥がして、気合を???笑
簡単です!!!
ぜひ、竹刀から「開き」、「隙間」がないようにしたいですね、、、規則、安全、機能性のためにも。
どこ?
ただし、、、
いま話題になってる「隙間」は、ほとんどが胴部。
これは、そもそもの形状や工程の問題が大きいような気もします、、、胴張り、先細、中細、、、
「開き」や「隙間」がダメなのは、たしかに、ピース間に相手竹刀が入ることもあります。
ただ、それ以上に、、、
隙間があるものはバラバラなピース4枚を使うようことなり、打突感はよくないのは経験上、既知のことです。
合わせのしっかりした4枚が連動して成り立つ道具とは違い、折れやすい要因や、操作のしにくさのつながるんじゃないかなぁと(憶測…汗)、、、危険性についてはちゃんと調べないとなりませんね(←だれかよろしく!)
こうなると、撓りがあるのは機能として安全性として確かに重要なんだけど、、、先の細い構造と合わせて、ムチみたいな道具となっていて、刀って考えはどうなるのかって疑問も出てきますしね。
そして、名人のお弟子さん、つくり手の話では、、、「開き」は、胴部じゃなく、本来はふた節目から先におこるのではないか、、、そもそもの 設え 、これまでの経験上からはそうなるってことでした。
つまり、上記写真のように、ふた節目より先の方をおさえたほうがいいですよ、、、って。
なので、私はもっぱらこのようにしてます、、、でも、そういう設えの道具を使わせてもらってますので、多くの竹刀は胴部をシメるほうがいいのかな???
(糸をシメる意味が違ってくるかもしれませんが)
「開き」が出た場合、、、
分解して、ちくとうピースの胴部、ふた節目あたりを、膝をあてるなどして、竹の皮のあるほうへ、曲げると、いくらか隙間は解消できます。
(かなり大胆なことをします、折らないようにしてください!想像できるかな?)
でも、本質ではないだろうなぁ、、、すぐ戻るし。
お開き?
さてさて、、、
今回は、規則への対応ということがメインみたいで、剣道の発展には程遠い内容の堕ポストでしたが、、、このポストはそろそろ、お「開き」で。
お付き合いありがとうございました。
追加情報として、、、
いまどきの竹刀、長持ちさせるには、以下の方法があります、、、ってポストです。
ご紹介まで。