竹刀を購入、注文するときにどうしてるでしょうか?
以前、以下のようなポストを書きました、、、基礎的なことですし、そして選ぶときはこれはマストです、これ。
そして、さらに精密につくってもらう時には、上記の重心や節どりなどもありますが、握りについては「柄頭の直径XXmm、右の握りはXXmm、、、」などという感じでしょう。
昨今の多く販売、製造販売は、竹刀の握りの直径の寸法で受注されていますよね、、、私もこれでやって来ました。
しかしながら、、、最近、類が友を呼ぶのかどうかは別として、わたしのものすごいちかくに竹刀製作をしちゃうヒトが出現です。
そして、その竹刀がスゴイんです!!!(写真参照)
さて、そのカレが師事している師匠の話では、昔の竹刀の定寸というのは以下だったそうです。
「80-90-120-80」
これは実は、以下の解釈、その周囲径を意味するとのことです。
「柄頭ー右手ー張り節ー剣先」「80mm-90mm-120mm-80mm」
竹刀を仕立てる時に、このボンドを剥がさないとせっかくの4枚の竹が緩衝することがないので割れやすくなります。
その一方で、ピース製作をして4枚をまとめているので、一つずつのピースのズレがあり、このボンドを剥がすとガタガタすることもなくはないです。
はい、、、毎回若干の違いがありますし、銘のあるところと私の握りたいという意図と一致しないことすらあります。
しかしですね、、、これはオートメーション化した工程で製作された竹刀であろうと、手作りの竹刀であろうと、直径でお願いしたものはその微妙な違いが出て来ます、いや、微妙を超えているものすらありますね。
そして、カレのいう「80-90-120-80」などをちょっとゆっくり考えてみたんです、、、そして、そもそもそういう採寸をして製作してないということに気づいたんです。
この職人さんの流れなのか、この方法での流派があるのかはわかりかねますが、このカレも、このお師匠さんも、「紙尺」すなわち「紙のテープ」みたいなものでクルッと採寸するんです。
これからは竹刀は周径で見ていくこととしました。
そうです、3.14倍、この注文の方が正確に上がることは、明らかです!!!
そうですそうです、こんなふうに思っちゃう私自身、自分で自分をめんどくさいなぁと思いつつ、よろこんでますが、、、なぜなら、以下の簡単な数学を取り上げて、モフモフ思ってるところです(笑)
円周=2πr=直径×円周率
つまり、直径の指定よりも、周径でお願いをすれば、3.14倍緻密に作れるということです。
(注文販売はオートメーション化しているところでいやがられるかもしれませんね、だって手間かかりますからね)
ただ、これを「π(パイ)」と呼ばれていた悪ふざけのすぎる先輩をちょっとだけ思い出しました、、、すみません。
というか、この技に対して、剣道界がいまの職よりいい給料を出せるような仕組みにならないかな、、、薄利多売、ユーザーによりすぎて、安全や文化保護などという観点が薄れがちなところが、ちょっと近い今後に大きな課題になるような気がしてなりません。
伝統的な職人さんも発展ができて、剣道界も安全が担保されるよう何かできるかもしれませんので頑張っていきたいと思います。
好調な運気です。望んでいることがスピーディーに実現できそう。「こうなればいいなあ」と思っていたらすでに実現していたなど やぎ座の私の運勢です、81歳歳、中断した三段
再度挑戦 今後もよろしくご指導をよろしくお願いいたします。